第51回『桜蘭高校ホスト部』竜星涼
イケメン発掘調査隊
イケメン調査隊 竜星涼 vol.51
未来のスター候補は彼に決まり! 八頭身の美形男子 竜星涼
<インタビュー>
Q:『桜蘭高校ホスト部』は、今回ドラマから映画になりましたが、映画化にあたり黒魔術部部長の「猫澤」というキャラクターをどのように演じようと思いましたか?
すでにドラマで演じていた役だったので、僕の中では「猫澤」という役づくりができていたんです。映画ではそのより良い部分だけを抽出していく必要がありました。やはり僕自身映画では、ドラマと違う新しい猫澤の一面を追い求めて演じようと思いました。
Q:共演のホスト部の方々をそばで見ていてどのように感じましたか?
みんな仲良くて、楽しそうでうらやましいな……というのはありました(笑)。僕が演じた黒魔術部部長の猫澤という人物は、仲良しホスト部のメンバーたちの中に、一歩引いた位置から入っていくという感じなんです。撮影中みんながわいわいやっていても、自分もそこに行きたいんだけれど、スタンバイする位置が遠くてなかなか近づけなくて。待ち時間も猫澤の登場シーンが後のことが多かったので、寂しかったです(笑)。
Q:では、現場では一人孤独をかみしめていたのでしょうか?
控え室は一緒だったので、朝一度は必ず顔を合わせるんですが、撮影が始まると、メイクさんたちも一緒に撮影に行ってしまうんです。そこに自分一人だけぽつんと取り残されて、「寂しいなぁ……」と感じていました(笑)。
Q:「猫澤」は、映画ではどのような役割を果たしていると思いますか?
ちょっとしたスパイス的な役目を果たしているんじゃないかと思います。ホスト部の友情や恋愛が展開する中、猫澤の登場シーンというのは、ちょっと怖い感じかもしれません。でも個性的な役を与えていただいて、本当にありがたいなと思いました。
Q:黒魔術部ではなく、ホスト部の役をやりたいと思ったことはありますか?
監督も冗談めかして「竜星君、ホスト部の役じゃなくてごめんね!」と言ってくださったのですが、この役を自分が演じたことによって、本当にいい「猫澤」になったと言ってくださったんで、自分が一生懸命やってきたことが報われて、これまで頑張ってやってきてよかったと感じました。僕の場合は黒いマントを着て、かつらを着けていたこともあって、とにかく撮影中は暑くて大変だったので(笑)。
<一問一答>
Q:まず、お気に入りの映画を教えてください。
洋画だとデヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』や、ベネット・ミラー
監督の『マネーボール』が好きです。邦画だと最近は時代劇が好きで、三池崇史監督の『十三人の刺客』や『一命』、杉田成道監督の『最後の忠臣蔵』が気に入っています。
Q:映画はよくご覧になりますか?
はい。ドラマや映画が大好きで、劇場で映画を観たら必ずパンフレットを買うのが、小さいころからのお決まりのパターンでした。小学生のころは、毎日夜9時から始まるドラマを全部観てから寝るというのが、習慣になっていました。
Q:あこがれの俳優さんはいますか?
役所広司さんにあこがれています。先輩方の演技を見て「一体どうすればこんな芝居ができるんだろう?」とは思います。僕もいつか先輩方のように魅力的な俳優になりたいです。
Q:いい役者になるために努力していることはありますか?
いろいろな役をやって、いろいろな芝居を観て、自分のことを客観的に見られるように努力しています。
Q:役にちなんで、竜星さんは占いやタロットを信じるタイプですか?
信じてしまうタイプだと思います。雑誌やテレビの占いはよく見ます。でも悪いことは聞き流して、いいことは吸収するようにしています(笑)。
Q:趣味を教えてください。
休みがあると散歩をします。外に出てのんびり歩きながら、いろいろな景色を眺めたり、空気を感じたりしながら、今まであまり足を運ばなかった場所に行って、ゆっくり店をのぞいたりします。目的なくぶらぶらするのが、今は楽しいです。
Q:好きな食べ物、苦手な食べ物は何ですか?
好物はチーズオムハヤシライスです! 生魚は苦手なので、すしとかはダメです。でも、なぜかイクラとイカだけは食べられます(笑)。
Q:ご自分の長所と短所はどこだと思いますか?
よく素直で明るいと言われるので、そこが長所なのかなと。テンション高めでしゃべるのも好きです(笑)。短所はわりと短気でせっかちなところです。
Q:猫澤部長はいつも猫のパペット「ベルゼネフ」と一緒なので、猫派か犬派か教えてください。
絶対に猫派です! 昔からずっと猫を飼いたいと思い続けてきたんですが、まだその夢がかなわず……。
Q:好みの女性のタイプは?
気が利く女性はステキだな、と思います。あとは一緒にいて楽しい人が一番です。
Q:こうされたらドキリとするという女性のしぐさは?
冬だとマフラーで顔が半分ぐらい隠れていて、でも、きれいに手入れされたつめが見えていたりしたら最高です! あと目がきれいな人がいいです。「目は口ほどにものを言う」っていうじゃないですか? それでちょっと上目遣いで見られたりすると、ぐっときます。
Q:初恋はいつでしたか?
多分幼稚園ぐらいだったと思います。
Q:では、フラレた経験は?
もちろんあります! バレンタインのチョコだってもらった記憶ありませんし(笑)。
Q:今後役者としてやってみたい役、あるいは俳優としての野望について教えてください。
今は自分の基礎となる部分を作っていく大切な時期だと考えているんで、いろいろなものをどんどん吸収して、蓄積していくことが大事だと思っています。来年のために今頑張るという気持ちもあるので、目の前の仕事を一つ一つ完ぺきに、力を出し切ってこなすというのが、今の課題だと考えています。
取材・文:平野敦子 写真:高野広美
生年月日 :1993年生3月24日
出 身 :東京都
身 長 :183cm
趣 味 :サッカー・バスケ・散歩
特 技 :走り高跳び
芸歴:
芸歴:2010年に「素直になれなくて」で俳優デビュー。その後、「ハンマーセッション!」「秘密」などのドラマへの出演が続き、映画化もされた「桜蘭高校ホスト部」では黒魔術部部長という一風変わった役を見事にこなしている。
<映画>
■2012年
『ライアーゲーム -再生-』
『桜蘭高校ホスト部』
<ドラマ>
■2010年
「素直になれなくて」(フジテレビ)
「ハンマーセッション!」(TBS)
「秘密」(テレビ朝日)
■2011年
「リバウンド」(日本テレビ)
「桜蘭高校ホスト部」(TBS)
<舞台>
■2012年
「OZ -オズ-」
<ファンレターの送り先>
〒106-0032
東京都港区六本木7-4-1 研音ビル4F 株式会社 研音「竜星涼」宛