要注意人物を見分ける6つの教訓　～あなたの周りのいい人は、本当にいい人ですか？～

2012年10月12日

絶大な人気を誇る高校教師、通称ハスミンこと蓮実聖司。しかし彼の心の奥底には純粋な悪がひそんでいた……。原作は「このミステリーがすごい！」「週刊文春ミステリーベスト10」（国内部門）でともに第1位を獲得した貴志祐介のベストセラー小説で伊藤英明主演、三池崇史監督で実写映画化した衝撃の話題作『悪の教典』は、彼の悪の顔があらわになる戦慄（せんりつ）の瞬間が描かれる。そして、そこに至る過程を描いたもう一つの物語がBeeTVオリジナルドラマ「悪の教典 -序章-」だ。彼はいかにして本性を隠し、学園を支配していったのか……？　その手口から、アナタの周囲にひそむハスミンを見抜くテクニックを徹底解析、身を守るすべを伝授します！

: 真面目で教育熱心だが、堅物過ぎず、ユーモアのセンスも抜群。生徒の相談にも親身に応える優しさを持つ完全無欠な人格の持ち主。爽やかなルックスも魅力的で、みんなから愛されるヒーロー的存在だが、時折その完璧ぶりにえたいの知れない怖さも漂う。

: トラブルに巻き込まれた人や弱っている人に近寄り「僕に相談して」と言うハスミン。そのさりげなさと優しさに、誰もが思わず隠していた悩みや問題を進んで打ち明けてしまう。しかし、彼にとってそれは人の弱みを利用して自分に都合のいい人間関係を築くための作戦の一つなのだ。ピンチのときにすかさず近寄ってくる人にはご用心！

: 生徒や教師の人間関係を完璧に把握しているハスミン。力関係から心理状態、依存癖まで、全てを読み取ってしまう。過去に起きた事件のうわさ、ちょっとしたおしゃべりも彼にとっては貴重な材料。周囲の話に聞き耳を立てたり、ゴシップを聞き出そうとする人には注意が必要。

: 学校で起こる問題をさっそうと解決し、校長や同僚教師、生徒からも信頼を得ているハスミン。ひょっとしたらそれは、自分がトラブルを解決しやすいように物事を計算、計画しているのかもしれない。もし周りで悪い事件や事故が続いたとしたら、それが誰の得になるのか、考えてみよう。

: ハスミンの裏の顔に気付き、周囲に警告したのは同僚教師の釣井。しかし彼は嫌われ者ゆえに、誰も耳を傾けようとしない。しかし、そういう人の声も重要！　周りから孤立しているからこそ、人とは違うモノが見えることも。中傷と決めつけず、話を聞いてみてソンはない。

: ハスミンは、新米女性カウンセラーを気遣ったり、捨て犬を助けたり、弱者に対する思いやりも忘れない。そして、周りもその「イイ人ぶり」に魅せられる。しかしそれは「仮面」の顔に過ぎない。自分の時間をないがしろにしてまで積極的に周りの世話を焼く人がいたら、何か思惑があるとにらんだ方がいい。

: 自分を警戒する人はハスミンにとってジャマな存在。つまり“排除”の対象なのだ。もし、アナタの周りに裏の顔がありそうな人がいたら、これまで通りの態度で接し、少しずつ離れていくのが最善策。彼の身辺を調査し正体を暴こうとするなどもっての外。「見ざる、聞かざる、言わざる」が、生き延びる唯一の方法だ。

: 真面目な顔の裏でスランプに苦しむ作家、ジャック。雪山の別荘にやって来たのをきっかけに、その悩みがスパーク。「うまくいかないのは全部家族のせいのような気がしてきて八つ当たり的な殺りくを繰り広げる。ニタ～ッと笑うジャック・ニコルソンの顔がヤバすぎ！

: 母親と二人で暮らす純朴でキュートな女の子リーガンが、ある日突然悪魔憑（つ）きに！　首を180度回転させ、緑色のゲロを吐きながら「FUCK！」と下品な言葉をわめきまくる。その恐ろしさは、神父もワナワナしてしまうほど。年頃の女の子には危険がいっぱいです。

: 殺人鬼に襲われた恋人を助けたのに犯人だと疑われたあげく、次の犠牲者になってしまったビリー。しかし彼と友人スチュワートが事件解決の鍵を握っていた!?　ナイスガイなのか犯人なのか単なる不運な犠牲者なのか、表の顔すらよくわからない欺き上手な悪のコンビにご用心！
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