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映画を愛する人に捧ぐ!茨城ロケーションツアーマル秘レポート!

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映画を愛する人に捧ぐ!茨城ロケーションツアー マル秘レポート!

茨城県では、現在ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)とタッグを組んだ「いばらきショートフィルム大賞」の作品を募集中! なんで茨城って!? 実は、茨城はロケ地の宝庫なんです! あの名作もあの巨匠の作品も茨城で撮られているんですよ。そこで、シネマトゥデイは未来の名監督たちのロケハンツアーに密着してきました!

撮影作品3,000本以上! いま茨城がアツ~~いッ!
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『少年H』
 映画『少年H』より ©2013「少年H」製作委員会

映画『モテキ』『少年H』『ヒミズ』『アウトレイジ』など、大ヒットした作品の多くは、実はここ茨城県で撮影されているんです。というのも、茨城県には、いばらきフィルムコミッションに加え、25の市と町が県と連携してロケを支援する強力な体制が! 利便性と、さまざまなロケーション、支援体制を兼ね備えた茨城県は、撮影に非常に適した場所として重宝されているんです。

『少年H』
つい最近まで映画『劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日』の撮影がされていました。/ワープステーション江戸(つくばみらい市)

そのため、今までに茨城で撮影された作品はなんと3,000本以上!! 今も年間約350本ほどが撮影されているので、遊びに行ったらロケに遭遇する可能性もあるかもしれませんよ!

ロケ地の宝庫!フォトギャラリー
龍ケ崎飛行場

左:映画『永遠の0』『終戦のエンペラー』などで撮影されました! あのシーンかも? と思い浮かんじゃいますね。/龍ケ崎飛行場(龍ケ崎市)

右:岡倉天心ゆかりの土地! 竹中直人主演の映画『天心』のロケセットをまわりながら、監督たちも真剣!/五浦岬(北茨城市)

田園風景(石岡市)
上青柳の田園風景(石岡市)

多くの作品で使われている上青柳の田園風景(石岡市)は、吸い込まれるような美しさ! 近所では、つい最近も『TRICK トリック -劇場版- ラストステージ』『悪夢ちゃん』を撮影したほか、新藤兼人監督の遺作『一枚のハガキ』北野武監督の『座頭市』も撮られていたそう。

日立駅
日立駅(日立市)

こちらは日立駅。近代的な建物が魅力的! 海をバックに、何か撮影で使えるかも……とツアーに同行した監督たちは、思い思いに写真を撮っていました。

かすみがうら市
かすみがうら市では、学芸員の方が地元の施設について解説してくれる場面も。

今回のツアーでは各市や町のフィルムコミッションの担当者が参加監督を案内! ロケ地のレンタル費用や、撮影に必要な電気や水道の情報についての説明も交えつつ、その土地にまつわる伝説や、名物なども教えてくれました。中には「軽トラ1台、5,000円でお貸ししますよ!」と笑いを誘うシーンも。

石切山脈

笠間市の石切山脈は、深さ100メートルにも及ぶ御影(みかげ)石の採掘現場。上から眺めるとブロック体の石を積み上げたような異様な光景に圧倒されます! 入口には、中野組石材工業と地元のアーティストがコラボして作った石のモニュメントが至るところに。中にはシュールなものも。しかも勝手に触って良いんです!

絶景(絶叫!?)スポットはココ!
霞ケ浦総合運動公園

篠原哲雄監督作『深呼吸の必要』を彷彿(ほうふつ)させる絶景ポイントです!/霞ケ浦総合公園(土浦市)

廃虚・リムジン

監督たちが一番盛り上がったのが、リムジン(石岡市)という、バブル期を感じさせるインテリアが廃虚化した施設。電気、ガス、水道というライフラインが一切通ってないこの建物。実はここで映画『work shop (ワークショップ)』を撮影していたとき、雪に閉じ込められて撮影隊が一晩泊まったそうです。ヤバ過ぎる!

廃虚・リムジン
いばらきマル秘話
マル秘話2
北野武監督

世界のキタノもお気に入り!

北野武監督が初めて茨城でロケを行ったのは、1998年公開の『HANA-BI』でのこと。高萩市の赤浜海岸でラストシーンを撮影した『HANA-BI』は、見事、ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞! 「あのシーンが撮れなかったら受賞できなかった」と喜んだ北野監督は、それ以来、全ての作品を茨城で撮影! 今では行きつけのお店もあちこちにあるので、「次はいつ茨城に行く?」とよく口にしているのだとか(笑)。

マル秘話2
わんわんランドで出迎えてくれたのは、11メートルの木造犬!

東京⇔茨城、1日3往復伝説を持つのは、あのビッグアイドル!

東京から近い茨城ですが、なんと1日で3往復もしたという猛者が! それは『LOVE まさお君が行く!』に主演したSMAPの香取慎吾!! 撮影のため、つくば市のつくばわんわんランドを早朝に訪れた香取は、仕事の関係でお昼前にいったん、東京へ……。そして、もう一度、つくば市で撮影した後、また東京に戻り、さらにつくば市へとんぼ返りしたというのだから驚き! スターって大変……!!

名作誕生の予感!? 未来の監督をご紹介!
パトリック・カニンガム
キャスティングディレクターとしてパラマウントスタジオで活躍したのち、プロデューサーに転向。自身が監督を務めた短編アニメーション『Descendants』では、ウーピー・ゴールドバーグが声優を担当。

パトリック・カニンガム

ロケ地では、気になるポイントをiPhoneに吹き込み、熱心に音声メモをとっていたパトリック。「日本語は難しいね」と言いながらも、積極的に監督たちとコミュニケーションを図り、「風景の多様性、人々の温かさに感激したよ! 次は茨城で実写を撮るよ!」と語っていました。どんな作品を届けてくれるのか楽しみです!

笹木彰人
劇団絶対王様、主宰。2006年にショートムービー『隣人観察日記』で山形国際ムービーフェスティバル審査員特別賞を受賞したのを皮切りに、作品を発表。新作『こうして世界は回っている』は中之島映画祭など多数入選。

笹木彰人

常に周囲を巻き込んで、笑いを巻き起こしていた笹木監督。いばらきフィルムコミッションの方々の熱意を目の当たりにして、2年ほど前にかすみがうら市水族館で撮ったもののお蔵入りしていたショートフィルムを、いばらきショートフィルム大賞に応募すると宣言! さらに、次回作のロケ地も決めるなど、とっても精力的に活動していました!

レポートまとめ
集合写真
『クローズZERO II』『うさぎドロップ』の撮影にも使われたモール505(土浦市)で集合写真をぱちり!

2泊3日で、龍ケ崎市、土浦市、つくば市、石岡市、かすみがうら市、笠間市、北茨城市、日立市、つくばみらい市の9市を巡った弾丸ツアー! まさに時代から取り残された異空間のような石岡市の廃虚・リムジンや、圧倒的なスケールの笠間市の石切山脈を目の当たりにするにつれて、監督たちの目も真剣さを増して、細かな点を質問していました。すっかり魅了されたダリル・ワートン監督は、ツアー後すぐに海外アーティストのミュージックビデオを茨城で撮影したのだそう。

ここからまた多くの作品が生まれると思うとワクワクします! いばらきショートフィルム大賞の作品募集は、来年1月31日まで。あなたもまだ間に合います!

いばらきショートフィルム 募集要項

募集内容

茨城が有する自然の風景(海岸、湖畔、あぜ道など)、レトロな風景(古民家、木造校舎、寺院など)、現代的な風景(モール街、空港、港など)、そして文化、食文化などをストーリーに盛り込んだ作品や茨城にまつわる昔話、逸話などのショートフィルムを募集します。ノミネート作品および受賞作品は、SSFF & ASIA 2014ほかにて上映されます。

・25分以内
・ジャンルは不問
・制作年度は不問
・作品中、茨城をロケーションとしたシーンが半分以上であること

賞金100万円も!
詳しい詳細はこちら

いばらきフィルムコミッション オフィシャルサイト

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