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第9回:『イン・ザ・ヒーロー』 撮影ウラ話!の巻

寺島進の「月刊 てらじま便り」

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「寺島進の「月刊 てらじま便り」

2週連続の大雪に見舞われ、超絶に寒い2月の空の下、アニキは最新作『イン・ザ・ヒーロー』の撮影中でございます! 本作で巨乳ブラジャーを装着し、ピンクのユニフォームに身を包んだアニキに、撮影秘話をたっぷりと語っていただきました!

今月の現場
今月の現場
風に揺れるアニキのスカートに胸キュン!?です!

この映画はジャリ番(子ども向け番組)のスーツアクターのお話でさ。日の目を見ない人たちの舞台裏を描いていて、何となく映画『蒲田行進曲』を思い出したんだよね。俺自身も「大部屋俳優」出身だし、25年以上前はヒーローショーの仕事をやっていたことがあったから、あのころを思い出したら等身大のまま演じられそうな気がしてね。楽しそうだなと思って引き受けたんだよ。

今回は撮影に入る前、キャストだけでたくさん殺陣のリハーサルをやったんだ。最近では、アクションや殺陣をここまで本格的にやることがあまりなかったんだけど、実際にやってみると「俺、まだできるんだ」ってちょっと思った! さすがにバク転はできないけどさ(笑)。もしあのころのままずっとヒーローショーをやっていたら、俺はこんな感じになっていたのかなあ、なんてことを考えながら演じているんだよね。

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役はピンクレンジャー
役はピンクレンジャー
おっぱいを寄せて上げて、盛り中のアニキ

俺は、海野っていうピンクレンジャーの役なんだけど、実は25年前にヒーローショーをやっていたときも、ピンクやイエローの女の子役をやっていたんだよ。理由は、映画の設定と一緒でタッパ(身長)が足りなかったから。だから昔、自分でブラジャーを買いに行ったこともあったんだよね。今回、久しぶりにブラジャーをしたけど、今のってすごいのな! シリコン製のおっぱいが入っていて、すげー巨乳になったんだよ(笑)。

役はピンクレンジャー
巨乳の完成に大満足!?

撮影をしていると当時のことをよく思い出すんだけど、ヒーローショーをやっていたときはがむしゃらに稽古ばっかりしていたんだ。悪役をどのように倒すかとか、かっこよくバク宙決めてみたりとかさ。ショーをやっていたというよりも、修行していた気持ちの方が強いんだよね。だから、25年たってこういう役を演じているとすごく新鮮な気持ちになれる。殺陣の稽古をしていてもつい夢中になっちゃって、調子に乗ってバンバンやっちゃうんだけど筋肉痛が激しくて大変(笑)! まだ撮影も始まったばっかりだから今後が楽しみだよ。

共演者の素顔
共演者の素顔
渋いのか、かわいいのか混乱です!

主演の唐沢寿明くんは、俺と同い年の50歳なんだけど、実はこの映画、同い年の俳優が4人も出演しているんだ。ちょうど節目を迎えた男たちが共演するってなかなかないから楽しいよ。おじさんたち、頑張っているから(笑)!

共演者の素顔
髪をかき上げるしぐさもピンクっぽく!?

5レンジャーのチームメイトたちとは、殺陣の稽古で何度も顔を合わせていたから、撮影が終わったあとはみんなで飲みに行って、すごく仲良くなれた。若いキャストもいるんだけど、俺のことが怖かったみたいでさ(笑)。でも彼に「寺島さんに憧れていました」って言われて、すごくうれしくて元気が出たなあ。

現場の雰囲気はものすごく良いから、精神的な苦痛はほとんどないんだけど、アクションシーンが多いから肉体的な疲労が重なって、正直結構キツい(笑)。唐沢くんと「50歳になって、よくこんなことをやっているよな」なんてぼやいているけど、それこそがこの映画に重なるから笑っちゃうよなあ。

映画『イン・ザ・ヒーロー』は2014年秋、全国公開予定
映画『イン・ザ・ヒーロー』オフィシャルサイト

今月の一枚
今月の一枚
photo by susumu terajima

先日の大雪。東映大泉撮影所にて。

『イン・ザ・ヒーロー』武組! 絶賛撮影中!

寺島進PROFILE

1963年生まれ、東京都出身。三船芸術学院で殺陣を学び、殺陣師・宇仁貫三に師事。1986年松田優作監督作『ア・ホーマンス』で本格俳優デビュー。北野武に才能を見い出され、1989年『その男、凶暴につき』以降、北野映画の常連として注目を浴びる。

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