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第65回ベルリン国際映画祭特集

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第65回ベルリン国際映画祭特集

2月5~15日(現地時間)に開催される第65回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品された19作品を紹介(コンペティション外を除く)。『ブラック・スワン』『ノア 約束の舟』ダーレン・アロノフスキー監督が審査委員長を務める今年は、テレンス・マリック、ピーター・グリーナウェイ、ヴェルナー・ヘルツォークら巨匠たちの作品がそろうほか、SABU監督、松山ケンイチ主演の『天の茶助』も同部門に選出!

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第65回ベルリン国際映画祭ニュース
アフェリム!(原題) / Aferim!
アフェリム!(原題) / Aferim!
© Silviu Ghetie

製作国:ルーマニア、ブルガリア、チェコ
監督:ラドゥ・ジュデ
キャスト:テオドル・コルバン、クジン・トマ

【ストーリー】
19世紀のトランシルバニア。コスタンディンはジプシーのカーフィンを捕らえるよう役人に依頼される。一方、カーフィンは役人の妻と関係を持ち逃亡し、コスタンディンの旅が始まる。

【ここに注目】
国際映画祭でがぜん存在感を増すルーマニア映画界からノミネートされたラドゥ・ジュデ監督。2008年にデビュー作『世界で一番幸せな女の子』でサンダンス・NHK国際映像作家賞を受賞。3作目となる本作は近代化の進む一方でジプシーが奴隷的扱いを受けていた19世紀のルーマニアを舞台にした作品で、タイトルは「ブラボー!」という意味。

ザ・パール・バトン(英題)/ The Pearl Button
ザ・パール・バトン(英題)/ The Pearl Button
© Hugues Namur

製作国:フランス、チリ、スペイン
監督:パトリシオ・グスマン

【ストーリー】
チリでは1973年にピノチェト将軍によるクーデターが起き、その後の軍事独裁政権下で大量虐殺が発生。同様に19世紀末から20世紀初頭にかけてチリ南部で起きた、多数の民族虐殺には類似性があったことを歴史が語っている。

【ここに注目】
ドキュメンタリー作家、パトリシオ・グスマン監督の新作。本作は『光、ノスタルジア』から始まる3部作の2作目にあたり、海に沈んでいた二つの小さなボタンにまつわる、二つのストーリーが展開する。本映画祭では『En Nombre De Dios(原題)』で功労賞に輝いたこともある、チリを代表する73歳のベテラン監督が、賞に絡んでくる可能性大だ。

ザ・クラブ(英題)/ The Club
ザ・クラブ(英題)/ The Club
© Fabula

製作国:チリ
監督:パブロ・ラライン
キャスト:アントニア・セヘルスアルフレド・カストロ

【ストーリー】
それぞれすねに傷を持つ4人の男性は、今では海辺の町の静かな家で穏やかに共同生活を送っていた。彼らの行動には常に女性管理人が目を光らせていたが、新しく5人目の住人が現れたことにより、それまでの平穏な日々が一変する。

【ここに注目】
『NO』が第85回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた、チリのパブロ・ラライン監督による社会派ドラマ。『NO』にも出演している、アントニア・セヘルスやアルフレド・カストロが再び集結し、5人の聖職者たちの愛と熱情と救済の物語を展開する。

天の茶助
天の茶助
© 2015『天の茶助』製作委員会

製作国:日本
監督:SABU
キャスト:松山ケンイチ大野いと

【ストーリー】
天界では脚本家が人間の人生の「シナリオ」を描いていた。時折、「シナリオ」から人々の運命を盗み見ていたお茶くみ係の茶助は、不用意な発言をしたことから、ユリという女性の運命を変えてしまい、彼女は交通事故で死ぬことに……! やがて茶助は、下界に下りて沖縄で暮らすユリを救う決意をする。

【ここに注目】
『弾丸ランナー』『蟹工船』などのSABU監督が自身の処女小説を映画化したラブファンタジー。人間の女性に恋をした天使が下界に下り、彼女の運命を変えようと奮闘する姿を描く。主人公の天使を松山ケンイチ、彼が恋するヒロインを大野いとが好演するほか、大杉漣伊勢谷友介寺島進ら個性派俳優陣が集結。SABU監督にとって本映画祭への出品は8作目だが、コンペティション部門は今回が初。持ち前のコメディーセンスを生かした自信作で大舞台に臨む。

スウォーン・ヴァージン(英題) / Sworn Virgin
スウォーン・ヴァージン(英題) / Sworn Virgin

製作国:イタリア、スイス、ドイツ、アルバニア、コソボ
監督:ラウラ・ビスプリ
キャスト:アルバ・ロルヴァケルラース・アイディンガー

【ストーリー】
アルバニア北部の山間部。ハナは両親を亡くし同地で生き抜くためにカヌン法のスウォーン・ヴァージン(宣誓処女)となり、身も心も男性名のマークとして生涯を貫くことを決意した。しかし10年の時が過ぎ、心に迷いが生じ始める。

【ここに注目】
今もなお残る東欧アルバニア独自のカヌン法に基づき、女性として生まれながら、生涯を男性として生きるという家父長社会の風習を捉えた作品。イタリア生まれ、スペイン育ちの女流監督ラウラ・ビスプリの長編デビュー作。主演は、『ハングリー・ハーツ』で第71回ベネチア国際映画祭女優賞に輝いたアルバ・ロルヴァケル。

45イヤーズ(原題) / 45 Years
45イヤーズ(原題) / 45 Years
Agatha A. Nitecka © 45 Years Film Ltd

製作国:イギリス
監督:アンドリュー・ヘイ
キャスト:シャーロット・ランプリングトム・コートネイ

【ストーリー】
45回目の結婚記念日が1週間後に迫り、パーティーの準備を着々と進めるケイト。そんな矢先、彼女の夫に1通の手紙が届く。それはスイスアルプスの氷河から彼の初恋の人の遺体が見つかったという知らせだった。

【ここに注目】
第21回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭で上映された恋愛映画『ウィークエンド』のアンドリュー・ヘイ監督が、詩人デヴィッド・コンスタンティン著の短編小説を基に映画化。人生は選択と愛で形成されているという持論に基づくストーリー。名女優シャーロット・ランプリング、英国の名優トム・コートネイが45年間連れ添った夫婦役で共演する。

アズ・ウィ・ワー・ドリーミング(英題) / As We Were Dreaming
アズ・ウィ・ワー・ドリーミング(英題) / As We Were Dreaming
Peter Hartwig © Rommel Film

製作国:ドイツ、フランス
監督:アンドレアス・ドレーゼン
キャスト:マーリーン・ローゼ、ユリウス・ニチュコフ

【ストーリー】
ドイツでベルリンの壁が崩壊した1989年。ダニ、マーク、リコ、ピットブル、ポールの5人は、旧東ドイツのライプチヒに暮らしていた。

【ここに注目】
1999年に第2作目の『グリル・ポイント(英題) / Grill Point』で本映画祭銀熊賞(男優賞)を受賞、その後も『ストップト・オン・トラック(英題) / Stopped on Track』がカンヌ国際映画祭ある視点部門に出品されるなど、ドイツ国内外で高く評価されるアンドレアス・ドレーゼン監督。旧東ドイツ地域で育ち、ベルリンの壁崩壊時に本作の登場人物のように若者だった監督が、等身大の視点で描いた青春ドラマという点でも注目されそうだ。

ボディ(英題)/Body
ボディ(英題)/Body
© Jacek Drygala

製作国:ポーランド
監督:マルゴスカ・シュモウスカ
キャスト:ヤヌシュ・ガヨス、マヤ・オスタシェフスカ

【ストーリー】
何事にも冷淡な検察官の父親と拒食症の娘は、それまで家族のまとめ役だった妻、そして母親を失いぼうぜんとする。お互い理解し合えない二人は、必死にその死を乗り越えようとするものの、なかなかうまくいかず困惑する。

【ここに注目】
『ジュリエット・ビノシュ in ラヴァーズ・ダイアリー』(日本未公開)で注目を浴びたポーランドの女性監督、マルゴスカ・シュモウスカによる家族ドラマ。これまでも社会のタブーに挑んできた監督が、今作では家族の死を乗り越えようとする父と娘の姿を映し出す。『イン・ザ・ネーム・オブ(英題) / In The Name of』は、2013年の本映画祭で金熊賞にノミネートされた。

ビッグ・ファーザー, スモール・ファーザー・アンド・アザー・ストーリーズ(英題) / Big Father, Small Father and Other Stories
ビッグ・ファーザー, スモール・ファーザー・アンド・アザー・ストーリーズ(英題) / Big Father, Small Father and Other Stories

製作国:ベトナム、フランス、ドイツ、オランダ
監督:ヂ・ファン・ダン
キャスト:ドー・ティ・ハーイ・イエン、ル・コン・ホァン

【ストーリー】
1990年代のベトナム・サイゴン。20歳のヴュは写真を学ぶために街へやって来たばかり。スラムに部屋を借りていた彼は、ルームメートでヘロインの売人タンと惹(ひ)かれ合う。一方、ヴュの父親は息子を別の女性と結婚させるべく、仲を引き裂こうとする。

【ここに注目】
デビュー作『ドント・ビー・アフレイド・ビ!(英題) / Don’t Be Afraid, Bi!』がカンヌ国際映画祭で高い評価を受けたヂ・ファン・ダン監督の第2作。アジアの経済危機とベトナムの人口過剰を背景に、困窮する若者たちの姿を描く。キャストのドー・ティ・ハーイ・イエンはトラン・アン・ユン監督の『夏至』でデビュー。『愛の落日』『モン族の少女 パオの物語』などに出演しており、本作ではプロデューサーも兼ねる。

エイゼンシュテイン・イン・グアナフアト(原題) / Eisenstein in Guanajuato
エイゼンシュテイン・イン・グアナフアト(原題) / Eisenstein in Guanajuato
© Abraxas Film Ltd, Graal Films, Little Wing Productions, Screening Emotions

製作国:メキシコ、オランダ、フィンランド、ベルギー、フランス
監督:ピーター・グリーナウェイ
キャスト:エルマ・バック、ルイス・アルベルティ

【ストーリー】
1931年、セルゲイ・M・エイゼンシュテインはドキュメンタリー映画『メキシコ万歳』撮影のためにメキシコの街グアナフアトを訪れる。同地にはわずか10日間の滞在予定だったが、ある男性と恋に落ち……。

【ここに注目】
不朽の名作『戦艦ポチョムキン』(1925)などで知られる旧ソ連(現ロシア)の巨匠セルゲイ・M・エイゼンシュテインの半生を、同監督の『イワン雷帝』(1944)に感銘を受けたというピーター・グリーナウェイ監督が緻密なリサーチのもとに映画化。ハリウッドで冷遇され、チャールズ・チャップリンにメキシコ行きを勧められたエイゼンシュテインが、のちの作品にも影響を与えることになる体験が明かされていく。

イクスカヌル・ヴォルケーノ(英題) / Ixcanul Volcano
イクスカヌル・ヴォルケーノ(英題) / Ixcanul Volcano

製作国:グアテマラ、フランス
監督:ジャイロ・ブスタマンテ
キャスト:マリア・メルセデス・コロイ、マリア・テロン

【ストーリー】
グアテマラのイクスカヌル活火山の斜面に暮らすマヤ族の17歳の少女、マリアはいつか街を見たいと願っていたが、しきたりに従い、間もなく結婚しなければならなかった。そんなある日、マリアに外の世界に触れる機会が訪れる。しかしそれが、マリアに波乱をもたらすこととなる。

【ここに注目】
監督のジャイロ・ブスタマンテは、故郷グアテマラで広告の仕事に携わったのちフランスとイタリアで映画について学び、本作で長編監督デビューを果たした新鋭。実話をヒントにした物語で、火山地帯に暮らすマヤ族の少女が結婚を前に妊娠、自暴自棄に陥る姿を描く意欲作。

ダイアリー・オブ・ア・チェンバーメイド(英題) / Diary of a Chambermaid
ダイアリー・オブ・ア・チェンバーメイド(英題) / Diary of a Chambermaid
© Carole Bethuel

製作国:フランス、ベルギー
監督:ブノワ・ジャコー
キャスト:レア・セドゥヴァンサン・ランドン

【ストーリー】
20世紀初頭のフランス。パリからプロバンスへやって来たセレスティーヌは、ランレール家で小間使として働き始める。主人の求愛を拒み、厳格な女主人と対立するセレスティーヌ。そんな中、彼女は庭師のジョゼフに惹(ひ)かれるようになり……。

【ここに注目】
2012年に本映画祭のコンペ部門に出品された『マリー・アントワネットに別れをつげて』のブノワ・ジャコー監督とレア・セドゥが再タッグを組んだドラマ。原作は、過去にジャン・ルノワールルイス・ブニュエルといった巨匠たちが映画化したオクターヴ・ミルボー著「小間使の日記」。『すべて彼女のために』のヴァンサン・ランドンが共演。『アデル、ブルーは熱い色』などで今、ノリにノっているレア・セドゥの熱演が見もの。

ナイト・オブ・カップス(原題) / Knight of Cups
ナイト・オブ・カップス(原題) / Knight of Cups
Melinda Sue Gordon © Dogwood Pictures

製作国:アメリカ
監督:テレンス・マリック
キャスト:クリスチャン・ベイルケイト・ブランシェット

【ストーリー】
ある男の人生をさまざまな女性が通り過ぎていく。そんな彼の魂は眠りに落ち、そして目覚める。そして彼に安らぎや喜び、愛を与えてくれた者の存在に気付く。

【ここに注目】
本作のシノプシスでは新約聖書外典「トマス行伝」にある「真珠の歌」がモチーフとされており、クリスチャン・ベイルふんする主人公が自己を探求、葛藤し、魂により救済されるさまを描くものと推測される。エマニュエル・ルベツキの映像は息をのむ美しさであり、キャスト、スタッフ共に豪華布陣が携わる注目作。

ノーバディ・ウォンツ・ザ・ナイト(英題)/ Nobody Wants the Night
ノーバディ・ウォンツ・ザ・ナイト(英題)/ Nobody Wants the Night
© Leandro Betancor

製作国:スペイン、フランス、ブルガリア
監督:イザベル・コイシェ
キャスト:ジュリエット・ビノシュ菊地凛子

【ストーリー】
裕福な家庭の主婦ジョセフィン(ジュリエット・ビノシュ)は、探検家の夫に会うため、案内役のイヌイットの女性(菊地凛子)と共に北極を目指す。まったくタイプの違う二人は戸惑いながらも、目的地に到着するために協力し合う。

【ここに注目】
『ナイト・トーキョー・デイ』のイザベル・コイシェ監督と菊地凛子が再びタッグを組み、1900年初頭のグリーンランドを舞台に描く冒険ドラマ。『死ぬまでにしたい10のこと』『エレジー』で本映画祭コンペ部門の賞レースに参加したベテラン監督が、最高賞の金熊賞を狙う。菊地と、『イングリッシュ・ペイシェント』で本映画祭銀熊賞に輝いた国際派女優ジュリエット・ビノシュとの共演が見もの。

アンダー・エレクトリック・クラウズ(英題) / Under Electric Clouds
アンダー・エレクトリック・クラウズ(英題) / Under Electric Clouds
© ASCENT FILM

製作国:ロシア、ウクライナ、ポーランド
監督:アレクセイ・ゲルマン・MI
キャスト:ルイ・フランク、メラーブ・ニニッゼ

【ストーリー】
夏から冬になり、初雪が舞う。人々は自分たちのルールのもと、感情を超越して生きている。過去や現在、そして未来が交じり合い、その国に暮らす人たちの物語が交錯する。

【ここに注目】
『フルスタリョフ、車を!』で知られるロシアの鬼才の息子であるアレクセイ・ゲルマン・MI監督。2008年、3作目となる『宇宙飛行士の医者』でベネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞し、ロシアの次世代を代表する監督として注目を浴びた。同監督作品の常連の俳優で、『ルナ・パパ』などで知られるロシア人俳優チュルパン・ハマートヴァが出演。旧ソ連の変わりゆく20年間を背景に、いくつかの物語が紡がれるという。

クイーン・オブ・ザ・デザート(原題) / Queen of the Desert
クイーン・オブ・ザ・デザート(原題) / Queen of the Desert
© 2013 QOTD Film Investment Ltd. All Rights Reserveds

製作国:アメリカ
監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
キャスト:ニコール・キッドマンジェームズ・フランコ

【ストーリー】
鉄鋼王の裕福な家庭に生まれたガートルードは、オックスフォード大を卒業した才女。第1次世界大戦時には英国政府の要請で諜報(ちょうほう)機関員となり、イラク3地域の一国化を提唱する。

【ここに注目】
『狂気の行方』(2009・日本未公開)以来となる鬼才ヴェルナー・ヘルツォーク監督の劇映画。英国出身ながら中東情勢に深く関わり「イラクの無冠女王」と称される同国建国の立役者で冒険家、諜報(ちょうほう)員、作家、考古学者のガートルード・ベルの半生を描く。ジェームズ・フランコがベルの婚約者に、ロバート・パティンソンが、名作『アラビアのロレンス』のモデルとされるトーマス・エドワード・ロレンスにふんする。

タクシー(英題)/Taxi
タクシー(英題)/Taxi
© ASCENT FILM


製作国:イラン
監督:ジャファル・パナヒ
キャスト:ジャファル・パナヒ

【ストーリー】
ジャファル・パナヒはタクシーにカメラをセットし、自分でハンドルを握ってテヘランの街に繰り出す。車には社会的かつ政治的と評されるごく普通のイラン人が乗車し、金魚の入ったビニール袋を持つ女性も乗り込んでくる。

【ここに注目】
当局の監視下で自宅軟禁状態にありながらも、『これは映画ではない』を本映画祭に出品したイランの社会派監督、ジャファル・パナヒ監督によるドキュメンタリー。国際社会で孤立しつつあるイランの首都テヘランの街を舞台に、監督自らタクシーを運転しながらカメラを回すという大胆な撮影スタイル。カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界三大映画祭で受賞経験を持つゆえに、賞レースの大本命といえる。

ビクトリア(原題)/Victoria
ビクトリア(原題)/Victoria
© Sturla Brandth Grovlen

製作国:ドイツ
監督:ゼバスチャン・スキッパー
キャスト:ライア・コスタ、フレデリック・ラウ

【ストーリー】
ある晩、マドリード出身のビクトリア(ライア・コスタ)は、ベルリンで4人組の男性と知り合いになる。彼らとすっかり打ち解けた彼女は銀行強盗の計画を打ち明けられ、つい成り行きでドライバー役を引き受けてしまう。

【ここに注目】
『ルートヴィヒ』などで俳優としても活躍するゼバスチャン・スキッパーが監督を務めた人間ドラマ。軽い気持ちで犯罪に手を貸してしまったヒロインが体験する、とんでもない出来事を活写する。テレビドラマを中心に活動する美人女優ライア・コスタと、『コーヒーをめぐる冒険』の実力派フレデリック・ラウが共演。

ゴーン・ウィズ・ザ・ブレッツ(英題) / Gone with the Bullets
ゴーン・ウィズ・ザ・ブレッツ(英題) / Gone with the Bullets
© Fu Yun

製作国:アメリカ、香港、中国
監督:チアン・ウェン
キャスト:グォ・ヨウスー・チー

【ストーリー】
幼なじみの馬走日と項飛田は過去の経歴を隠して上海に渡り、ミスコンイベント「フラワーズ・コンペティション」を主催。だが、項飛田は馬走日を裏切り、一人だけ成功する。二人はそれ以来、反目する関係に。

【ここに注目】
香川照之出演の『鬼が来た!』などで知られる中国の監督、俳優のチアン・ウェンが初めて3D撮影に挑戦。1920年代の上海で実際に起きた女性ダンサーの殺害事件をベースにしたコメディーで、本国で大ヒットを記録した。

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