「The 100 / ハンドレッド」特集:もしも地球の運命が100人の少年少女に託されたら?残酷で切ない…10代のバトルロイヤル
核戦争から約100年後の地球を舞台にした王道サバイバルアクション「The 100 / ハンドレッド」。地球が滅亡し、生き残った400人が国際宇宙ステーションで暮らす世界では、人口過密により第二の危機を迎えようとしていた。人類の存亡を懸け、"実験台"として地球に送られた100人の少年少女の戦いを先読み不可能な展開、スピーディーなテンポで描いた本作の魅力を紹介します!
核戦争の放射能によって地球が汚染され、人類が巨大宇宙ステーションへ移住して約100年後。酸素が残り3か月分と判明したことから、地球の環境の回復状況を確認するために、議会は100人の少年少女を地球へ送り込む。だが、そこには突然変異による未知の生物や植物があふれ、吸い込むと全身がただれて死に至る"酸の霧"などが発生する危険な場所となっていた。そんな矢先、「グラウンダー」という謎の種族により、やりで襲われた少年が瀕死(ひんし)の重傷を負う事件が発生! 果たして彼らの目的は……? 「LOST」を思わせる、未知の現象や危険が潜む場での謎が謎を呼ぶ展開に引き込まれ、中毒になること必至!
地球に降り立った少年少女100人はいずれも囚人。その多くは規則違反などで逮捕されただけだが、暴力的で凶悪な連中も少なくない。しかも、体力や腕力は一人前だが精神的にはまだまだ未熟。ゆえに人間関係でも愚かな対立や裏切りを繰り返し、ライバル同士の力関係は二転三転することに。コミュニティーはたちまち弱肉強食の無法地帯と化していく。今日は味方だと思っていた者が明日には敵に回ることも……! 信じられるのは自分だけ。『バトル・ロワイアル』や『ハンガー・ゲーム』を彷彿(ほうふつ)させる、仁義なきサバイバル模様に手に汗握りっぱなし!
聡明で良識あるヒロイン、クラークを演じているイライザ・テイラーはオーストラリア出身。ハリウッドではこれが初の大役だが、母国ではカイリー・ミノーグやガイ・ピアースら大物スターを輩出した長寿テレビドラマ「Neighbours」で知られる。親しみやすいルックスと地に足の着いた演技は、どこまでも真っすぐでピュアなクラーク役にピッタリ。
不良ぶっているけれど性根の優しいフィンを演じるのは、ディズニーの青春映画『プロム(原題) / Prom』(※日本未公開)でも不良少年を演じて注目されたトーマス・マクドネル。俳優業の傍らロックミュージシャンとしても活躍しており、そのちょいワルなイケメンぶりが乙女心をくすぐること間違いなし。クラークとのロマンスの行方も気になる。
ベラミーの妹で反骨精神の旺盛な美少女オクタヴィアを演じているマリー・アヴゲロプロスは、テイラー・ロートナー主演の最新アクション映画『アンリミテッド』のヒロイン役などで成長著しい若手女優。本作でも身体能力を生かしたタフな演技を披露しており、モデル並みのゴージャスな美貌と相まって日本でのブレイクも間近!?
イライザと同じくオーストラリア出身で「Neighbours」の元レギュラーのボブ・モーリー。アジア系の血を受け継ぐエキゾチックな美貌で、母国で大人気。彼が演じる無骨な反逆児ベラミーは、妹オクタヴィアへの愛情と大人たちへの憎しみを抱えた複雑な役柄。どこか陰のあるボブの個性が深い人間味を与えている。
キッズ映画『グレッグのダメ日記』(※日本未公開)シリーズの意地悪なお兄ちゃん役で知られるデヴォンが、本作では一転して笑顔のニクめないいたずらっ子ジャスパーを好演。ちょっとおバカだけど天真らんまんなジャスパーは仲間たちのムードメーカー的存在。すっかり端正なルックスの若者に成長したデヴォン・ボスティックも、これを機にさらなる飛躍が期待される。
クラークの母親アビーの依頼で地球へ向かう整備士レイヴンを演じるリンゼイ・モーガンは、昼メロの長寿ドラマ「General Hospital」(※日本未放送)で注目された若手女優。ラテン系の気の強そうな美人で、なおかつサバサバとした男前。同性からも異性からも愛されるタイプだ。本作ではフィンをめぐってクラークと恋のライバルになりそうな予感!?
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