韓国ドラマ「ピノキオ」特集:これっていいウソ?悪いウソ?~ウソから始まる純度100%のラブストーリー~
ウソをつくとしゃっくりが出てしまう奇妙な病のため人生がうまくいかないヒロイン・イナ(パク・シネ)と、彼女と一つ屋根の下に住むワケアリのイケメン青年ダルポ(イ・ジョンソク)の恋を描く、笑いあり涙ありのラブストーリー「ピノキオ」。思い合っているのに、近付いては遠ざかる二人……。運命の恋人たちを翻弄(ほんろう)する、人生をサバイブする上でのさまざまな種類のウソを紹介します!
チェ・ダルポ/キ・ハミョン(イ・ジョンソク)
幼いころに家族が離散し、命を救ってくれた老人ゴンピルや孫娘イナと共に、チェ・ダルポとして暮らす。頭脳明晰(めいせき)でクールだが、家族の話になると冷静さを失い激高することも。幼いころから一つ屋根の下で暮らしていたイナに惹(ひ)かれていく。
チェ・イナ(パク・シネ)
ウソをつくとしゃっくりが出る、「ピノキオ症候群」に悩む女の子。女子力はあまりないけど、正義感が強く、ダルポがピンチになると陰ながら助っ人するなどけなげな一面も。離婚により遠く離れて暮らすことになった母に憧れており、母のような記者になるのが夢。
火災事故で多くの犠牲者が出た際に、ハミョンの父で消防隊長のキ・ホサンに全責任があるかのような報道をしたMSCのやり手美人記者、ソン・チャオク。
視聴率をとるためとはいえど、確かな根拠のないこの報道によりハミョンの母は自殺。一つの家族を破滅に追いやることに。チャオクにとっては職務を全うしたに過ぎず、そこに一切迷いはない。だが、本当に彼女に非はなかったのか? そもそも、報道とはどうあるべきなのか……? 正しい答えのない疑問に考えさせられる。
父は消息不明で、兄が家に戻らない中、過熱報道で疲れ切った母は、ハミョンと共に海に飛び込む。しかし、ハミョンだけが海に流され、老人ゴンピルに拾われる。彼を30年前に亡くなった息子ダルポと思い込むゴンピルのために、そして自分が生きていくために、ハミョンはゴンピルの息子として、イナにとっては伯父として生きることに。
頭脳明晰(めいせき)な本来の自分を隠し、デキの悪いダルポとして生きるハミョンと、彼に癒やされるゴンピル。結果的に、ハミョンはゴンピルをだましていることになるけれど、それが互いの幸福になることも。ウソも方便、とはまさにこのこと。
ある目的のため、テレビのクイズ番組への出場権を懸けたテストで1番になったダルポ。いつもビリだった彼が1番になったことが面白くない成績一番のクラスメートは「ダルポがカンニングをした」といううわさを流し、ダルポは教師からも糾弾される……。
学校、会社など組織にはどこにでもヒエラルキーはあるものだし、その秩序を守るため、サバイブするためには他人を蹴落とすこともしょうがないのかもしれない。ただし、自分がしたことは自分に跳ね返ってくるもの、と覚悟が必要。
遠く離れて暮らすイナの母親は、実はダルポがこの世で最も憎い記者のチャオクだった……! MSCの就職面接で母親との再会を心待ちにするイナに、「自分を捨てた母親に期待しない方がいい」と忠告するダルポを無視し、イナはついに母と再会。
しかし、イナを待ち受けていたのは残酷なチャオクの言葉。ウソをつくとしゃっくりでばれてしまうため、イナは心配して電話をかけてきたダルポにメールで「今、母と一緒にいる」とつい見栄を張る。みじめな自分を知られたくないというイナの心中を想像すると、ウソであろうとなかろうと誰も何も言えないはず。
韓国ドラマ「ピノキオ」
9月4日(金)スタート(全20話)[第1話無料放送]【WOWOWプライム】
毎週金曜 夜7:30(2話ずつ放送)
<関連特集>
韓国ドラマ「ピノキオ」スタート記念!イ・ジョンソク映画特集【WOWOWシネマ】
『君に泳げ!』 9月1日(火)夜6:45
『僕らの青春白書』 9月2日(水)夜6:45
『観相師-かんそうし-』 9月3日(木)夜6:30
© SBS