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海版『アルマゲドン』!?爆破王マイケル・ベイが描く“感染爆発”に立ち向かう一隻のイージス

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マイケル・ベイ製作総指揮の新ドラマ「ザ・ラストシップ」

 ヒットメーカー、“爆破王”の名をほしいままにしているマイケル・ベイが、新ドラマ「ザ・ラストシップ」でテレビドラマ界に殴りこみ! 感情の起伏が重要視される重厚なドラマ作品であっても、ただ登場人物たちの感情だけに焦点を絞ることはありません。

■主演女優からもクレーム!?

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ちゅどーん

 主演女優からも「マイケル・ベイがお得意の爆破シーンを取り入れているから、登場人物たちの演技に真実味を持たせるように頑張らないといけないの」とクレーム(?)がくるほど、ドラマでも大爆発を起こしているベイ。しかも本作は、『ザ・ロック』アルマゲドン』といったベイの過去作をほうふつさせるスケール感やストーリーなどファンにもうれしいつくり。今度のベイは「映画で陸は暴れつくしたから、今度は海だな」とばかりに、実際の駆逐艦ではっちゃけます!

■マイケル・ベイ、ついにテレビドラマ界に参戦

ベイ
マイケル・ベイのはしゃぎ具合がよくわかる1枚

 過去にさまざまな作品を手掛け、Vanity Fair誌が発表した2009年にハリウッドで最も稼いだ人物にも選ばれたことがあるベイですが、意外にもテレビドラマに挑戦するのは「ザ・ラストシップ」で2作目! だからといって、ベイは遠慮しません。製作総指揮を務めている本ドラマでも、実機の駆逐艦や巡洋艦、ヘリコプターなどを巻き込んだ射撃戦、爆発……と彼のおはこを大爆発。LA Times などによると、この「ザ・ラストシップ」は、1話当たり250万ドル(約3億円・1ドル120円計算)の予算が組まれているといううわさも。ということは、10エピソードで30億円……!? そんな破格の製作費をかけたテレビドラマは、なんと約720万人の平均視聴者数を記録し、すでにシーズン3(2016年全米放送予定)が決定しちゃうくらい全米で人気を獲得。また彼の過去作の総集編ともいえるような構成にもなっているので、ベイビギナーでも彼がどんな作風かわかる良い教材にもなっています。

■デカすぎるスケール!過去最悪レベルのパンデミックが発生!

 本作の主人公たちの目的は、致死性ウイルスのまん延を防ぐこと。ん? 化学兵器(VXガス)がアメリカにまん延することを防ぐ『ザ・ロック』にちょっと似ている? でも今回は兵器の処理が目的ではなく、ウイルスの抗体を作ることによってまん延を阻止するお話。一見、研究者の実験の様子を静かに淡々と描く作品のようですが、ベイがおとなしいはずがありませんでした。

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 ハリウッド映画のようにド迫力のアクション、秩序が崩れた世界、裏切りなどを描きダイナミックな大作に! 海外ドラマ初心者でも入り込みやすい作品に仕上げています。かつすでに人類の5割が死に追いやられているという、ベイ作品の中でも最悪レベルのパンデミックが発生中という緊張感あふれるシナリオになっています。銃撃戦ももちろんあり! さすがだぜ! ベイ!

■一隻のイージス艦で世界を救う!敵は致死性ウイルス

 この状況を打破するために奮闘するのは、駆逐艦「ネイサン・ジェームズ」のトム・チャンドラー艦長(エリック・デイン)たち海軍兵と、同船に乗り込んでいたウイルス学者のレイチェル・スコット(ローナ・ミトラ)。何も知らされずに4か月間北極での任務を実行していたトム艦長らは、やっと表面上の任務を終え、ようやく帰路に着けると安心した時に、本当の任務がレイチェル博士たちを守ることだったと知ります。

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トム・チャンドラー艦長とレイチェル・スコット博士

 愛する家族が待つ故郷に帰りたい。しかし、人類の存亡が自分たちの決断によって左右される。そして彼は、博士たちのワクチンの開発を一刻も早く進めるために、国に帰らずに駆逐艦を動かし続けることを決断。食料や燃料さまざまな問題にぶつかり、外部からの援助もほぼ望めないという最悪な状況、かつ乗組員全員が死ぬという危険にさらされている中で、男たちは『アルマゲドン』のように人類を救うため死を覚悟して戦うのです。

 このように「ザ・ラストシップ」は、「人類滅亡の危機を救うために頑張る」というベイ作品のお約束をしっかりと守った上で感動作に仕上げられており、ほかにもさまざまな“お約束”を守っているようです。

■爆発、ペンタゴン、本物志向…マイケル・ベイ作品のお約束は死守!

ヒャッハー!爆発だー!

 『ミュータント・タートルズ』など、たとえベイが監督ではなくとも製作として携わっていれば、彼の心意気を映像に残すのがベイ作品。「ザ・ラストシップ」でも、実際の米軍イージス艦、ヘリ、実弾を使っての爆破戦闘シーンが表現されるなど、“爆破王”の本領を発揮しています。もちろん『トランスフォーマー』で実際のバスを真っ二つにしたことでも話題になった、ベイの本物志向にもお応え! 撮影は、海軍から本物の駆逐艦を借りて行いました。第1話の駆逐艦の主砲目線でヘリコプターを打ち落とすシーンは必見。しかも主演のエリックたちに魚雷の訓練をさせたり、海軍の人たちと仲良くするように指示したりと役者にも“本物”を求めたよう。それと何回ベイ作品に登場すれば満足するんだというくらい、おなじみのペンタゴンと呼ばれる5角形の本庁舎で有名な「アメリカ国防総省」もやっぱり物語に絡んできています。

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本物の駆逐艦を使用しています

 『バッドボーイズ』や『トランスフォーマー』で見せていたカーアクションは、今回の舞台が氷や海の上がメインであるためちょっと難しいですが、その代わりに南極の雪の上を華麗に走るスノーモービルなど乗り物アクションにフィーチャーしているカメラワークはバッチリ。トム艦長の迫力に負けずに、粘り強く交渉するレイチェル博士の勇敢で勝気なヒロイン属性もベイ作品っぽい! とことんベイ作品らしい本作は、2014年にアメリカで放映されたケーブル局の新作ドラマの中では視聴率トップを記録。何よりもヒット作になっていることが一番ベイらしいかも!?

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「ザ・ラストシップ <ファースト・シーズン>」
2月10日ブルーレイ&DVD 発売・レンタル開始/デジタルセル配信開始
発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
オフィシャルサイト※第1話無料配信中

(C) 2015 TNT Originals, Inc.TM Turner Network Television, Inc. All rights reserved.

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