勝手にイケオジ神7!60歳を超えた男の渋み&色気にノックアウト
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1月公開の『人生の約束』に出演している竹野内豊さん(45歳)や江口洋介さん(48歳)、『俳優 亀岡拓次』で主演を務めている安田顕さん(42歳)など、年齢と共に増していく渋みや色気を漂わせるオジサマ俳優。佐々木蔵之介さん(47歳)、佐藤浩市さん(55歳)、阿部寛さん(51歳)も日本の女性をとりこにし続けているオジサマ俳優としてよく名前が挙がっています。しかーし、60歳を超えてもなお輝き続け、最上級の色気をかもしだしているオジサマ俳優たちのことをお忘れではないですか? ということで、今回は60歳以上の俳優に限定した、イケメンオジサマ(略してイケオジ)俳優の“神7”を考えてみました。(文・構成:編集部・井本早紀)
◆役所広司(60歳)
トップバッターは今年の1月1日にめでたく還暦を迎えた役所広司さん。何といっても魅力的なのは、『清須会議』でちょっとおまぬけな部分がありつつも一本筋の通った武士を演じたと思えば、『渇き。』でロクデナシの親父として暴れまくるなど、それぞれの役柄に合わせた“男くささ”を出せる部分や、全てを包み込んでくれそうな深みのある声。声を堪能できる作品といえば、昨年は『日本のいちばん長い日』とアニメ『バケモノの子』と豊作でした! 両作とも決して喜怒哀楽だけでは表現できない複雑な思いを含んでいる声がたまりません。重く難しい役にも自在に対応する役所さんですが、その一方で『キツツキと雨』でお弁当をつくったり、お風呂に入ったりとおじさんな部分をかわいらしく出してみたりするのだからズルイ!
◆福本清三(72歳)
一昨年、初の主演作『太秦ライムライト』が話題になった“日本一の斬られ役”福本清三さん。劇中では一人で盆栽をいじったり、料理をつくったりと哀愁漂うおじいちゃんの背中を見せる場面もあるのですが、「あれ、このおじいちゃんもしかして裏で必殺的な暗殺稼業している?」と思ってしまうほど、福本さんのいぶし銀な演技はとどまるところを知りません。70歳を超えながらも、隆々とした筋肉を保ち続けている二の腕は必見! 福本さんが持つと、日本刀ではないただの棒きれが、名刀に見えるのはなぜなのか……。『太秦ライムライト』の公開時には観客に深々と頭を下げる姿を見せるなど、その道のベテランながら謙虚な姿勢を貫いているのもカッコイイ。公開イベントの様子→
◆小林薫(64歳)
「坊っちゃん」「天皇の料理番」とテレビドラマ作品でも独特の存在感をアピールしている小林薫さん。唐十郎の状況劇場で舞台俳優として活躍し、1970年代から映画やテレビドラマへ進出した彼の確かな演技力に勝るものはなし。また64歳には見えない若々しさと、渋みのある表情や声を併せ持つという「ちぐはぐさ」が、小林さんならではの色気を生み出しています。そして昨年だけで5本以上のドラマに出演するなどエネルギッシュな方なのに、その瞳はどこか子犬のようにさみしげ……というギャップにキュンとこない女性はいるのでしょうか。「小林さんのもとに通いたいわ」と願った方は、『映画 深夜食堂』をチェック。
◆ビートたけし(69歳)
先ほど『人生の約束』の竹野内さんや江口さんの名前を出したからには、同作に出演しているビートたけしを忘れてはいけません。『GONIN』『座頭市』などの静かな狂気を抱えている登場人物を演じればピカイチ。狂気の中から見えてくる美しさに引き込まれます。また北野武監督として確固たる地位を築き上げていながらも、テレビ番組などに出れば「自分はお笑い芸人だから」と発言するなど芯をブレさせないのもクール。そして、『アウトレイジ』シリーズや『龍三と七人の子分たち』などイケオジ作品を作り出し続けていることもステキです。『龍三と七人の子分たち』は、ちょっと抜けているかわいらしさがあるからこそ、際立つオジサマのかっこよさが素晴らしい!
◆市村正親(66歳)
テレビ番組で大いにはしゃぐ姿や、妻・篠原涼子さんとのラブラブエピソードを語る様子がすっかりおなじみになった、とにかくかわいい66歳。2014年7月に胃がんと診断された際には、本職である舞台も途中降板し各方面から心配されましたが、同年9月には無事復帰。復帰会見では妻・篠原さんのおかげだとしきりに感謝していたことからも、夫婦仲の良さがうかがえます。セクシーさでいうと、映画『ホテルビーナス』で見せた謎の女主人ビーナスの演技は、作品全体に広がるけだるげな雰囲気と合わさり、酸いも甘いも知り尽くした女性の色っぽさが味わい深い。『劇場版ポケットモンスター/ミュウツーの逆襲』のミュウツーや、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のジャック・スケリントンなど声優としての市村さんの声にほれた人も多いのでは。
◆舘ひろし(65歳)&柴田恭兵(64歳)
この二人は殿堂入りですよね? と言いたくなる元祖イケメンコンビ。年齢を重ねてもセクシーな顔・体のライン・声は変化せずに、むしろ渋みと色気が増していった奇跡の二人です。彼らの代表作「あぶない刑事」シリーズの完結編『さらば あぶない刑事』(今月30日公開)では、もう色気カンスト(※上限に達した)状態。舘さん演じるダンディー鷹山の恋人役は27歳の菜々緒さんですが、38歳の年齢差にもかかわらず、二人がカップルであることに違和感はなし。これが舘さんマジック……! またひょうひょうとした二人のコンビネーションは、スクリーンから出ても変わらず。60歳を超えてもカッコイイ男こそ、真のカッコイイ男なのですよ。