飯は食えず!でも深夜食堂いってきた!
「深夜食堂行きたい」「わたしの小腹も心も満たしてほしい」と願ってみても『深夜食堂』はあくまでフィクション。その事実に枕を濡らしていたのですが、この度「めしや」を訪れるという夢のようなチャンスが舞い込みました! そしてお邪魔した『続・深夜食堂』(11月5日全国公開)の撮影現場は美術セットとは到底思えないとんでもないクオリティーになっていました。フィクションの壁を超えてこの記事、届け!(編集部・海江田宗)
まずは交番から…
オダギリジョーさん演じるお巡りさん(小暮さん)が勤務しているよもぎ町交番。この日は非番なのか小暮さんの姿はなく電気も消灯中。それでも建物はじんわりとあたたかな空気を醸し出していました。この交番のこじんまりさがよもぎ町の平和さを伝えています。
ちっちゃな花壇が通行人を癒やす。
交番の前の通りはこんな感じ。
隅々まで面白い看板1「歌声喫茶デコちゃん」。
交番前の自動販売機。ついつい拾いたくなるほどリアルに散らかっている!
目印の交番を曲がると…
「えっ、これ新宿のどこだっけ?」とお酒を飲みすぎたこの前の土曜日の記憶を遡っていませんか。ご心配なく。ここはあなたが失態を犯した通りではありません。「めしや」のある通り。英語で言うところのメシヤ・ストリートです。そこには「ここ映画で映らなくね!?」と思う部分までリアルよりもリアルすぎるリアルにはないストリートに美術スタッフの方々のリアルが詰め込まれていました。
隅々まで面白い看板2「日課ポッカ」。
このゴチャゴチャ感。
電気代の支払いが気になる電線の絡み方。
隅々まで面白い看板3「離愁」。
道路も完全再現。
消えかけのオススメメニュー。
これは……。
お稲荷さん! お金も置いてあるー! 思わず拝みたくなります。
通ってきた道を振り返るとこんな感じ。いや完全に街じゃないですか!
こちらにも気になるお店がたくさん(真ん中に洗濯機が隠れています)。
ん? このチャリってひょっとして……。
ついに「めしや」の中へ!
『深夜食堂』ファンの方はお気づきでしょうが、ちょっとずつ近づいてきていた「めしや」。いよいよ店内へ入ります。ネオンきらめく大都会の片隅でいくつもの人情劇が生まれたお店の店内にいよいよ入ります(大事なことなので2回言いました)。
諸々の事情があり正面からではなく、壁の方から入りました。ドラマ・映画で観たからというだけでなく、どこか懐かしい店内。
やっぱりまずは調理場の方へ。
訳ありなお客さんのどんな注文にも答えるためなのか、様々な調理用具が所狭しと置かれている。
まな板も3つ。そういえばお肉用、魚用、野菜用で使い分けるのが理想と家庭科の先生が言っていましたね。
いや実家かよ!? こういうとこに干すよね~。
たまご焼き用と思われる使いこまれたフライパン。そしてもしやこの鍋の中にはあの豚汁定食の豚汁!? 開けたい……。が、怒られそうだったので開けられなかった……。
やはりたまご焼きをつくるのでしょうか?
新鮮な野菜も置かれていて、
2階に上がる階段のところにもキッチンペーパー、割り箸、束ねられた雑誌とかが置いてある。
マスター側から見たカウンター。食器などにも本作でフードスタイリストを担当する飯島奈美さんがこだわり抜いているそうです。
あっ、マスターのタバコも発見。
暑い日はマスターに「つけて」とお願いしたくなるレトロなエアコンもありました。
「小腹も心も満たされた」お客さんが席を立つときに見る光景。「明日も明後日もきます!」ってなっちゃいますね……。
出た瞬間から後ろ髪をひかれる気持ち
少ししかいなかったはずなのに、お店を出ると戻りたい気持ちでいっぱいになります。
「めしや」を出た先には更に街が。
でも気になるのは遠ざかっていく「めしや」……。
さらに遠ざかっていく……。
ここを曲がるともう「めしや」が見えなくなってしまう……。
そんな時にふと見ると意味深な看板が……。ひとまず「めしや」から巣立つためにもこのお店に入らなくては……(この後もう一回カメラなしで「めしや」に行きました)。
「めしや」を味わえる映画『続・深夜食堂』の作品情報はコチラ
映画『続・深夜食堂』は11月5日全国公開
Netflixオリジナルドラマ「深夜食堂-Tokyo Stories-」は世界190か国で同時ストリーミング中
Netflixオリジナルドラマ「深夜食堂-Tokyo Stories-」公式サイト