ネットで話題集中!2017年注目の映画厳選20本一挙大公開!!
今週のクローズアップ
いよいよ始まりました2017年! 今年も注目の話題作が目白押しですが、中でもネットで話題騒然の映画厳選20本を独断と偏見でピックアップしました。どれも公開決定とともにSNSなどで情報が大拡散し、映画の完成が待ち遠しいとの声が上がっているものばかり。公開前からすでに盛り上がっております! (編集部・香取亜希)
2月~3月公開
『ラ・ラ・ランド』(2月24日公開)
本年度のアカデミー賞最有力候補として注目されているミュージカル映画。女優志望のミア(エマ・ストーン)とジャズピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)の恋と夢を追う姿を、ロマンチックかつコミカルに描いたちょっと切ない物語。ベネチア国際映画祭でエマ・ストーンが最優秀女優賞、第74回ゴールデン・グローブ賞最多7部門でノミネートされるなど、賞レースを席巻中!
『モアナと伝説の海』(3月10日公開)
ディズニーアニメーションの新作は、美しい南の海を舞台に「海に愛され、海に旅立つ」モアナが新ヒロインとして登場します。『塔の上のラプンツェル』『アナと雪の女王』などの生まれながらのプリンセスではなく、海に選ばれた少女がある使命を胸に大海原へ冒険に出るという物語。すでに公開された全米では、ディズニーアニメーション作品では、『ズートピア』に次ぎ歴代2位のオープニング興行収入を記録する首位スタートとなり評判も上々。日本語吹き替え版のボイスキャストはまだ明かされていないので、その発表も楽しみです!
『3月のライオン 前編』(3月18日公開)
現在「ヤングアニマル」(白泉社)で連載中の大人気マンガの実写化で、家族を失った心の傷を抱えた高校生の桐山零が、天才プロ棋士として成長していく物語。主演は昨年ナンバーワンヒットを記録した『君の名は。』で主人公の声を担当した神木隆之介。メガホンを取るのは、『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督。神木のキャラクター写真が公開されると、そのシンクロ率の高さに「完全一致している!」と原作ファンらが大興奮。それだけでもすでに期待値が上がっていますが、そのほかにも、有村架純、佐々木蔵之介、伊藤英明、加瀬亮ら主役級の面々が顔をそろえることでも話題になっています。中でも、零のライバルである二海堂晴信にふんする染谷将太がすごい! 特殊メイクでぽっちゃりさんに変身したビジュアル公開時は、賛否両論で大いに話題を呼んで、作品の注目度はさらにアップしました。
4月公開
『ゴースト・イン・ザ・シェル』(4月7日 公開)
士郎正宗の人気SFコミック「攻殻機動隊」がハリウッドで実写化! 近未来を舞台に、犯罪を事前に察知して極秘に解決する公安警察組織(通称:攻殻機動隊)の活躍を描く物語。押井守監督が手掛けたアニメーション映画版など、日本だけでなく世界中にファンが多い。ヒロインの草薙素子をスカーレット・ヨハンソン、荒巻大輔をビートたけしが演じることで話題沸騰! アジア系のヒロインをヨハンソンが演じることに、一部で“白人化”を疑問視する声もあったが、ルパート・サンダーズ監督によると、「本作はグローバルな観客に向けた作品であり、最初からスカーレットを想定していた」とのこと。
『美女と野獣』(4月21日 公開)
名作ディズニーアニメーションの中でも特に人気の『美女と野獣』実写化。2014年にフランスとドイツの合作版の『美女と野獣』が公開済みだが、今回は本家ディズニーが製作するハリウッド版。ベル役にエマ・ワトソンを迎えた、心優しいヒロインが野獣と出会い真実の愛にめぐり合うという正統派な物語。しかもアニメーション版と同様にミュージカルとして描かれるということで、エマの歌声にも期待が高まります!
『3月のライオン 後編』(4月22日公開)
原作は未完の本作。過去にも『ちはやふる』シリーズ、『進撃の巨人』シリーズなどが原作連載中に映画化され、映画オリジナルのラストを迎えました。本作のラストは一体どうなるのか? 大友啓史監督によると、脚本を作る際に原作者の羽海野チカに相談して納得済みとのことなので、その結末が気になる! しかも原作がまだ続くなら、さらなる映画のシリーズ化の可能性もあり?
『帝一の國』(4月29日 公開)
古屋兎丸の人気漫画を実写化。生徒会長を務めた者には将来の内閣入りが確約されているという、日本一の超名門・海帝高校を舞台に、「総理大臣になって、自分の国を作る」という夢を抱く赤場帝一の奮闘を描く学園コメディー。主人公の帝一に菅田将暉、学園の生徒たちに野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大らが大集合。仮面ライダーや戦隊ヒーロー出身者も多く、俳優として成長した彼らの共演も楽しみ!
初夏
『昼顔』(6月10日公開)
上戸彩と斎藤工が共演したドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」が映画化。社会現象を巻き起こした大ヒットドラマが、ドラマの結末から3年後の設定で更なる純愛が描かれる。上戸が第1子出産後、初の本格女優復帰作としても話題を呼んでいます。2016年は「不倫」が日本を騒がせましたが、今度は『昼顔』からどんな愛のドラマが紡ぎ出されるのか……。
『ローガン(原題)』(6月 公開)
ヒュー・ジャックマンが主演を務める人気スピンオフ『ウルヴァリン』シリーズの第3弾。本作でウルヴァリンを演じるのは最後と公言しているので、これが見納め? 不死身のはずのウルヴァリンが、年月を重ね治癒力が衰えている設定。かなり痛々しくやつれた姿で登場する。作品もバイオレンスな描写が多数あるらしく、R指定(17歳未満の観賞は保護者の同伴が必要)なのだそう。製作側としては公開規模や客層が減って、興行収入に影響が出てしまうので、避けたい指定ですが、そこは作品の完成度を重視するヒュー自らが、ギャラの一部を返上することで説得したそうです。男前すぎる~。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(7月1日公開)
伝説の海賊ジャック・スパロウが帰ってくる! 物語の詳細は明かされていないがバルボッサ役のジェフリー・ラッシュに加え、ウィル・ターナー役のオーランド・ブルームがカムバック。そして、第3弾までヒロイン・エリザベス役を務めたキーラ・ナイトレイも復帰することが明らかにされました。キーラの撮影は1日だけだったそうなので、ちらっと登場するだけ? それでも気になる~。ウィルとの子供はどうなった?
『アリーキャット』(7月公開)
窪塚洋介と Dragon Ash のKjこと降谷建志が初共演を果たす人間ドラマ。2000年頃にブレイクした二人とあって、現在の30代にとってはカリスマ的存在。超大作ではないながら、二人の共演に「この共演はズルい!」「絶対に気になる」など、ざわついています。不器用な男たちのロードムービーで、どんなスパークが観られるのか……。
『銀魂』(7月公開)
週刊少年ジャンプで連載中の空知英秋による人気漫画を実写化。主人公の坂田銀時には小栗旬がふんする。実写化発表当時は「まさか銀魂まで……」「マジ?」など物議をかもしましたが、ビジュアルが公開されるとその完成度の高さに高評価が続出。ユーモアたっぷりでアクション満載な作風だが、そのクオリティーと本気度は超一級のようです。
夏
『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(8月4日公開)
荒木飛呂彦による人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」を実写化。主演に山崎賢人を迎え、三池崇史監督がメガホンを取る。現在コミックスはシリーズ通算117巻まで発刊され、シリーズ累計発行部数は1億部を超える大人気作。映画で描かれるのは、日本を舞台とする“第4部”こと「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」。映画化を実現できなかった最後の原作ともいわれる原作が、どんな作品に仕上がるのか、夏が待ち遠しい!
『東京喰種 トーキョーグール』(夏公開)
石田スイの人気漫画「東京喰種トーキョーグール」を実写化。連載中の原作は累計発行部数1,800万部を誇る大ヒット漫画で、人を喰らう怪人“喰種(グール)”がのさばる東京を舞台に、大学生・カネキの運命が変わっていく様を描く。実写化発表と共にキャストも発表されるのが常だが、誰が演じるのかがすぐには明らかにならなかったことで、ネット上ではひとしきり「主演は誰だ?」と盛り上がった。主人公カネキを窪田正孝が演じることが明かされると、「マジ最高!」「断然あり」など原作ファンも納得の配役のよう。ヒロインには清水富美加、そのほか蒼井優、鈴木伸之、大泉洋らの出演も明らかになっています。
『メアリと魔女の花』(夏公開)
スタジオジブリの制作部門解体後、夏の日本産アニメは何を観ればいいの! という人に朗報です。『思い出のマーニー』で監督を務めた、ジブリ出身の米林宏昌監督が、新スタジオを設立して最新作を製作。イギリスの児童文学を基に、少女メアリの冒険を描くファンタジーです。背が低く、クセっ毛の赤毛にそばかすがあるメアリが、ひょんなことから奇想天外な冒険に巻き込まれるという物語で、「今の世代に向けた新しい魔女の映画」だそうです。
秋、冬、2017年中
『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』(9月公開)
渋谷直角による伝説的サブカル漫画を、妻夫木聡と水原希子の初共演で実写化。奥田民生にあこがれる主人公が、出会った男すべてを狂わせてしまう魔性の女に一目ぼれするラブコメディー。「僕はそもそも奥田民生になりたいボーイです」と自称する妻夫木、自身のInstagramなどが何かと話題になる水原。イメージぴったりの2人のコラボレーションも楽しみですが、奥田の楽曲が全編に使用されているのもキタコレーーーー!
『ブレードランナー2049』(11月公開)
巨匠リドリー・スコット監督によるSF映画の金字塔『ブレードランナー』の続編。2049の読み方は、ニーゼロヨンキュウ。オリジナル版から30年が経過した2049年の世界が舞台。前作に引き続きハリソン・フォードがアンドロイド“レプリカント”を追う専門捜査官デッカードを演じ、スコット監督は製作総指揮にまわる。すでに公開されたコンセプトアートなどには、アジア風の街並みが描かれているため、日本要素が盛り込まれているのではと日本のファンの間では期待されています。
『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』(12月15日公開)
2015年の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』大ヒット以来、再び『スター・ウォーズ』ブーム到来! その続きとなるエピソード8の公開を全世界が待ちわびています。タイトル発表ですら一大ニュースとして騒がれるので、次なる情報公開が待ち遠しい。いよいよマーク・ハミルふんするルーク・スカイウォーカーが見つかり、デイジー・リドリーふんするレイがジェダイに!? もうハン・ソロには会えないのか……。それは別件の若きハン・ソロを描く『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフ映画で!
『鋼の錬金術師』(12月公開)
「月刊少年ガンガン」で連載され、全世界累計発行部数7,000万部を突破した冒険ファンタジーを実写化。「錬金術」の存在する世界で、あるタブーに触れたことで肉体を奪われた、エドワードとアルフォンス兄弟の旅が描かれる。原作通りヨーロッパの設定ながら、主人公の山田涼介をはじめ、本田翼、ディーン・フジオカ、松雪泰子らキャストは全員日本人。アクションやCGにも巨額の予算を投下、撮影もイタリアや日本で行われた世界規模の超大作。
『GODZILLA』(2017年中公開)
庵野秀明が総監督・脚本を務めた『シン・ゴジラ』が、2016年興行成績第3位の大ヒットとなり、新たにゴジラ人気に火が付きました。そんな中、『ゴジラ』シリーズが『GODZILLA』のタイトルでアニメーション映画化が決定。劇場版でのアニメ化は世界初。すでにティーザービジュアルが発表になりましたが、宇宙船のような乗り物が描かれていて、もしや舞台は近未来? と連想させるもの。再びゴジラが世界を震撼させる日が来る!
このほかにも、『無限の住人』『トランスフォーマー/最後の騎士王』『スパイダーマン:ホームカミング』『亜人』『関ヶ原(2017)』『ナラタージュ』『猿の惑星:大戦記(グレート・ウォー)』『アウトレイジ 最終章』などなど、話題作超大作が大挙してやって来る2017年。そして、これから公開が決定する作品もあるはず! 今年もよい映画に出会えますように。