菅田将暉ら若手が活躍!第41回日本アカデミー賞を予想(2/2)
今週のクローズアップ
優秀助演男優賞
役所広司『関ヶ原』
<注目ポイント>
日本アカデミー賞の常連である西田敏行や役所広司らの中で異彩を放つのが初の優秀賞受賞となった弱冠20歳の村上虹郎。もし最優秀賞となれば、史上最年少の最優秀助演男優賞受賞となります。
<予想>
編集部では『三度目の殺人』で殺人の前科がある男役を務めた役所広司が予想多数。不気味な雰囲気を漂わせ、福山雅治演じる弁護士を翻弄する怪演が光りました。次点は心優しいナミヤ雑貨店の店主役の西田敏行と、恐るべき剣の才能を持つ高校生役の村上虹郎、『関ヶ原』で天下取りの野望に燃える徳川家康にふんした役所が同率で並びました。役所は『三度目の殺人』『関ヶ原』の2作選出という強さを見せていますが、もし受賞となる場合はどちらの作品に軍配が上がるのかも要チェックです。
優秀助演女優賞
尾野真千子『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
北川景子『探偵はBARにいる3』
夏川結衣『家族はつらいよ2』
広瀬すず『三度目の殺人』
<注目ポイント>
今回はベテランから若手まで幅広い年代から選出された助演女優賞。薬師丸ひろ子は『ALWAYS 三丁目の夕日』で最優秀助演女優賞の受賞経験がありますが、他の4人は選出されれば初の最優秀賞受賞です。
<予想>
編集部では『三度目の殺人』で被害者の娘役を務めた広瀬すずを予想する声が多数。役所広司らベテランに囲まれながらも、引けを取らない演技で魅せました。次点は『探偵はBARにいる3』で謎多き美女にふんした北川景子。今回初の優秀賞受賞となった北川が、最優秀も受賞となるのかに視線が集まりそうです。
その他の部門
これ以外の部門も注目作が目白押しです! 特にチェックしたいのは、昨年『この世界の片隅に』が最優秀賞に輝いた優秀アニメーション作品賞。2007年に創設された同部門ですが、これまでシリーズもので最優秀賞を受賞したのは『STAND BY ME ドラえもん』のみ。今年は2017年の邦画興行収入1位作品である『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』も選ばれていますが、果たしてどの作品が栄光を手にするのでしょうか。
■優秀アニメーション作品賞
『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』
『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』
『メアリと魔女の花』
『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』
『夜は短し歩けよ乙女』
■優秀脚本賞
是枝裕和『三度目の殺人』
斉藤ひろし『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
森下佳子『花戦さ』
山田洋次/平松恵美子『家族はつらいよ2』
吉田智子『君の膵臓をたべたい』
■優秀外国作品賞
『ダンケルク』
『ドリーム』
『美女と野獣』
『女神の見えざる手』
『ラ・ラ・ランド』
■新人俳優賞
中条あやみ『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』
北村匠海『君の膵臓をたべたい』
竹内涼真『帝一の國』