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浅野忠信とモンゴルの王者との奇妙な縁

第58回カンヌ国際映画祭

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昨年に引き続きカンヌ入りした浅野忠信とセルゲイ・ボドロフ監督
昨年に引き続きカンヌ入りした浅野忠信とセルゲイ・ボドロフ監督

 仏時間17日、浅野忠信がチンギス・ハーンを演じる映画『モンゴル』(原題)の製作発表が行われた。同作品はロシアのセルゲイ・ボドロフ監督がメガフォンを取ったロシア・モンゴル・中国・カザフスタンによる合作。若き日のチンギス・ハーンの知られざる恋や、モンゴル帝国を築き上げるまでの戦いの日々を描く。

 昨年12月ごろに出演依頼を受けたという浅野は「ロシアの監督と日本人の俳優と、どこにもモンゴル人がいないのにチンギス・ハーンを描くと聞いて、逆に興味がわきました。以前、源義経を(映画『五条霊戦記』で)演じたことがあり、日本では義経がハーンになったという噂があって面白いなと思っていたので、ぜひやらせて欲しいと思いました」と興味深い出演理由を教えてくれた。

 撮影は7月から中国やモンゴルで行われ、セリフはモンゴル語になるという。戦闘シーンでは映画『HERO』ばりのアクションが期待されるが、ボドロフ監督は「黒澤明の『七人の侍』のアクションシーンが理想的。あれば素晴らしかった。でも今回は、さらにフレッシュなアクションをお見せしたい」と語った。

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