クリストファー・リー、ハリウッドの現状を嘆く
イギリスのベテラン俳優、クリストファー・リーが、ハリウッドで活躍する若手俳優たちは才能よりも容姿で選ばれている、と語った。テレビ番組に出演したリーは、「今、非常に多くの若い男女、少年少女たちが大作映画で大きな役を演じているが、問題は、彼らが経験や知識を持ち合わせていないということだ」とコメント。リーは、映画界のレベルが低下していることを理由に引退も考えたそうで、「ショービジネスはすっかり変わってしまった。私がキャリアを始めたころは、技術者たちはみんなスーツやスカート姿でネクタイをしていたよ。今は、決定権を持っている人があまりにも素人だ」と、ハリウッドの現状を嘆いた。そんな中で、リーが唯一賞賛する俳優は『チャーリーとチョコレート工場』で共演したジョニー・デップとのこと。「彼は何も恐れずにチャレンジする男だ」と語った。