葉月里緒奈もびっくり!なぜか、アカデミー賞のガチンコ対決ぼっ発!?
24日、初日を迎えたミステリー映画『叫』の舞台あいさつが、シネセゾン渋谷で行われ、役所広司、小西真奈美、伊原剛志、葉月里緒奈、黒沢清監督が登壇した。
この日の話題は、なぜか、発表を目前に控えた米アカデミー賞の行方。実は、偶然にも、出演作が作品賞にノミネートされている役所と伊原の二人がそろい、静かな火花を散らしていたのだ。『バベル』に出演した役所広司が「硫黄島はもう(上映が)終わったんで……ぜひ、こっちを応援してください」と先制パンチを繰り出すと、『硫黄島からの手紙』の伊原も「先日、フランスに行ったら、質問責めにあった。世界的に注目されている証拠」とライバル意識を全開。前日(23日)、受賞式に出席するため、ロサンゼルスに飛び立った菊地凛子に刺激されたのか「本当は、ぼくもアカデミー賞授賞式に行きたかった」と本音を“叫んだ”。
世界的な注目度では、昨年のヴェネチア国際映画祭に出品された『叫』も負けてはいない。「これまで、ホラー映画はたくさん作ってきたが、今回は、単に怖いかどうかという観点で作ったのではない」と新境地に自信をのぞかせる黒沢監督。一方、3年半ぶりの映画復帰作で、“赤い服の幽霊”という難役にチャレンジした葉月里緒奈も「幽霊ではなく、一人の女性として演じた」と、独特な黒沢ワールドを振り返っていた。
『叫』はシネセゾン渋谷、新宿武蔵野館、お台場シネマメディアージュ他にて全国公開中。
『叫』オフィシャルサイトsakebi.jp