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全編、下ネタ、糞尿ネタで訴訟の嵐の問題作! お蔵入り寸前公開に!

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ボラット・サグディエフ(はみパン中です)
ボラット・サグディエフ(はみパン中です)

 2006年に全米で公開され、上映館が1000以下だったにもかかわらず、ボックスオフィス2週連続1位を記録し、全世界24か国でボックスオフィスナンバーワンを飾った衝撃のコメディ映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』が日本でのお蔵入りから一転、急きょ公開が決定した。

 イギリスの人気コメディアンのサシャ・バロン・コーエンが、国営カザフスタン放送局のテレビジャーナリスト“ボラット”となって、アメリカ各地で“アメリカジン”と交流していく……という、ドキュメンタリー風コメディ。カザフスタン人“ボラット”による取材だと思い込んでいるフェミニスト団体の女に「女の脳みそは男よりも小さい!」と断言して激怒させたり、ニューヨークのオフィス街で脱糞したり……まさに奇人“ボラット”のやりたい放題な暴れっぷりと、アメリカ人のナイスなリアクション爆笑を呼ぶコメディ。

 全編に渡る下ネタ、糞尿ネタに、アメリカの映画館は連日、大爆笑とドン引きの嵐。一方で、お下劣コメディには批判的なはずの批評家たちは、これを「アメリカ人のくだらなさを切り取った、最高の風刺映画」と本作を社会派映画として絶賛した。

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 映画の大ヒットだけでなく、“ボラット”に騙された人たちによって起こされている訴訟の数々でもアメリカのメディアは持ちきりになっていたが、問題はそれだけではない。馬の尿を飲む習慣や女性蔑視の思想など、めちゃくちゃな描かれ方をされたカザフスタン政府が激怒するという国際問題にまで発展してしまった超問題作なのだ。

 日本での配給元の20世紀フォックス映画も、あまりの問題ぶりに公開をお蔵入りにすることを決めていたが、主演のサシャがゴールデングローブ賞最優秀男優賞を受賞したことなどを受け、ついに日本での公開に踏み切った。

下ネタ、糞尿ネタに爆笑するか! アメリカ人を皮肉った社会派風刺コメディとマジメに絶賛するか! 「やりすぎ……」とドン引きするか! 『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』を観れば、自分のモラル観が一瞬で分かるはず!

『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』は、5月26日渋谷よりシネ・アミューズほかにて全国ロードショー

『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』オフィシャルサイト:borat.jp

ボラット・サグディエフさんのページ:movies.foxjapan.com

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