「パイレーツ」のオーランドに直撃インタビュー!「おてんばな女の子はクール!」
25日、の世界公開を目前に、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』で海賊の血を引くウィル・ターナーを演じたオーランド・ブルームが、キャスト、スタッフらとともに来日を果たした。ジャック・スパロウことジョニー・デップとともに、前日のジャパンプレミアでは30分以上に渡ってファンサービスをしたオーリーが、青年から大人の男へ……シリーズ最終章では大きな変身を遂げるウィル・ターナーについて語った。
前日のジャパン・プレミアの興奮がいまだ冷めない様子のオーランドは、「日本のファンの素晴らしい歓迎振りにおどろいたよ!」とうれしそうな表情。「昨日のために日本語を練習していてよかった!」と日本のファンのために、こっそり覚えたという日本語をうまく話せたことにほっとしていた。
前2作から、さらにたくましく、男らしくなったウィル・ターナーについて、オーランドは「ウィルが強くなっていったのは、エリザベスへの愛が彼の中で以前にも増して大きくなったからだと思う。逆境を乗り越えながら、彼女とともに戦っていくうちに、男らしさが生まれてきたんじゃないかな」と語った。
役へのアプローチも当然、変わっていったそう。「パート2で、彼にはなかった感情が生まれたよね? それは自分の父親に出会ってしまい、彼を救い出そうとする感情。海賊にはさほど興味がなかったウィルが、自分の中にある海賊の血を感じていく……。そこを一番に出すようにしたよ」
本作では、エリザベスのアクションシーンも多く、よりパワフルになった彼女が印象的だったが、オーランドはそんな彼女のキャラクターが大好きらしい。「映画の中でも、彼女の強さにウィルが惹(ひ)かれていくけど、彼女ってクールだと思わない? ああいうおてんばな女の子って好きなんだ。キーラ自身もとてもすてきな女優さんだし、剣の腕は本当にファンタスティックなんだよ! 」
シリーズ3作でのウィル・ターナー役を通して、オーランドが海賊から学んだことを教えてくれた。それは「自分に正直であり続けることの大切さ。とても簡単なようだけど、人はなかなか正直でいられない。ジャックやウィル、エリザベス。自由奔放な海賊たちを観て、“自分に正直であり続ける”という楽しさを感じてほしいな」
7月からは、ロンドンの劇場で久しぶりに舞台に立つ。「ジャックやウィルに会えなくなるのは寂しいけど、新しいことにどんどん挑戦していきたい」と語った俳優オーランド・ブルームには、映画同様、真っ直ぐに帆を張って、前へ前へと前進していってもらいたい。
『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』5月25日より世界同時公開。
オフィシャルサイトdisney.co.jp
『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』とことん大特集
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