えっ? あの田村正和が、カレーを素手で?
16日、初日を迎えた『ラストラブ』の舞台あいさつが、有楽町・丸の内ピカデリー2で行われ、14年ぶりに映画主演を果たした田村正和ら、キャスト、スタッフが登壇した。
日ごろから「舞台あいさつが苦手」と公言している田村正和は、この日も満員のファンを前に、あちこち視線が定まらないまま、顔に手をあてて落ち着かない様子。そんな田村の緊張を解いたのは、共演した片岡鶴太郎だった。「昨日見た夢に、田村さんが出てきた」と片岡。二人は夢の中で、一緒に本場インドのカレーを素手で食べたそうだが、そこで田村は「僕は家でも、ボンカレーを素手で食べるんだよ」と語ったんだとか。この不思議なエピソードに、場内は爆笑に包まれ、さすがの田村も思わずニッコリ。もちろん、片岡が見た夢の中での話だが、客席だけでなく、壇上の共演者たちも、素手でカレーを食べる田村の姿を想像してしまったようだ。
『ラストラブ』公開に先立ち、さまざまなマスコミ取材に明け暮れた田村にとって、この日の舞台あいさつは、プロモーションの最終日でもあった。「この数か月、これでもかというくらい取材を受けた。だから、しばらくはどこかに隠れたい」と本音をもらした田村の“生の姿”は、しばらくおあずけになりそうだ。なお、この日は、真向かいの劇場で同じく、初日を迎えた『舞妓Haaaan!!!』の舞台あいさつも行われ、一時、劇場前は、両作品のファンでごった返したほか、松竹、東宝のスタッフが入り乱れ、火花を散らす(?)場面も見られた。
『ラストラブ』は全国にて絶賛公開中。
『ラストラブ』オフィシャルサイト lastlove.jp