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宮崎あおいが女の強さを見せる!「母なる女の強さとは?」

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『サッド ヴァケイション』宮崎あおい
『サッド ヴァケイション』宮崎あおい - (C)間宮運送組合 2007

 高岡蒼甫と電撃入籍を果たした女優、宮崎あおい。急な入籍に、できちゃった婚ではないとの断りコメントも入れた2人。しかし、まだ21歳の宮崎にとって、この結婚を押し進めるには相当な強さと決断力が必要だったに違いない。

 そんな宮崎あおいの内に秘めた強さが垣間見られる彼女の新作映画『サッドヴァケイション』。原作・脚本・監督は青山真治。『Helpless』から『EUREKA ユリイカ』へ続く“北九州サーガ”の集大成ともいえる作品だ。

 共演は、浅野忠信石田えりオダギリジョー光石研とよた真帆と日本映画を代表するそうそうたる俳優陣。幼いころに自分を捨てた母との運命的な再会を果たした息子との話を軸に、それぞれの人生が描かれる群像劇。母を石田えり、息子を浅野忠信が演じる。

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 宮崎あおいの演じる役は、ワケアリの過去を背負いながら強く生きている少女。かわいい顔をして、トラブルに動じない、ゆるぎのない強さを見せつける。映画全体を包み込むテーマは「女性のゆるぎない強さ」。その強さが母性なのか、女が持って生まれたものなのか、青山真治の目を通して描かれる女性像が静かに、力強く見る者の心に迫ってくるドラマだ。

 『EUREKA ユリイカ』で第53回カンヌ国際映画祭において国際批評家連盟賞とエキュメニック賞をダブル受賞してから、国内外での評価を不動のものとした青山真治監督が10年の構想期間を費やし作り上げた本作。日本映画界期待の一作であることは間違いない。

『サッドヴァケイション』は2007年秋、シネマライズほかにて公開。
sadvacation.jp

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