男と男の約束だっ! あのタランティーノ監督が千葉真一と“幻の企画”を始動?
2日、都内でクエンティン・タランティーノ監督が記者会見を行い、最新作『デス・プルーフ in グラインドハウス』をアピールした。
映画『レザボアドッグス』で監督デビューを果たしてから16年。その間、何度となく日本を訪れ、自他ともに認める親日家として知られるタランティーノは「一番多くの友だちがいる日本に戻ってこられて、本当にうれしい」と笑顔でコメント。会場内にも、知り合いの関係者が数人いたようで、手を振ったり、声を掛けたりと久しぶりの再会を楽しんでいた。
そんなタランティーノにとって、この日、最高のプレゼントとなったのは、スペシャルゲストとして登場した“サニー千葉”こと千葉真一との再会だった。千葉といえば、タランティーノが長年リスペクトし続け、ついには自分の作品『キル・ビル』に起用した日本を代表するアクション俳優だ。
「CGを使った作品が多い中、これは映画の原点のような作品だ。アンビリーバブル!」とタランティーノの最新作を大絶賛する千葉。一方、千葉から特製の“サムライコート”を贈られたタランティーノは、尊敬する大スターからのホメ言葉に、いつも以上にハイテンションになっていた。
また以前、故・深作欣二監督と千葉、そして、タランティーノがタッグを組む“幻の企画”があったことが、千葉の口から告白されると、タランティーノもそのことを思い出し、「今、頭の中で、いろんなアイディアがわいてきた!」とますますテンションが上がった様子。最後は、2人で熱い握手を交わし、消えかけた“幻の企画”の復活を誓った。そんな2人の映画に対する情熱に、会場からは大きな拍手が巻き起こっていた。
『デス・プルーフ in グラインドハウス』は9月1日から公開。
オフィシャルサイト grindhousemovie.jp