キャストは美少女ばかり! 過激な展開の「ひぐらしのなく頃に」実写映画版
2002年にコミケ(コミックマーケットの略)発の同人サラウンド・ノベルゲームとして発売された「ひぐらしのなく頃に」が映画化され、撮影現場がマスコミに公開された。主要キャスト、原作者の竜騎士07、そして及川中監督が撮影の様子やファンへのメッセージなどを語った。
この日公開されたのは、残虐な殺りくが繰り広げられる前の、和気あいあいとしたシーンだったせいか、キャスト陣も穏やかで楽しそうな表情を見せていた。中でも一番楽しそうだったのは、主演の前田だ。今回映画初主演ということもあり、やる気満々の前田は「血のりをべったり塗ったエグイシーンが見どころ!」と“鬼隠し”に会うシーンについて、楽しそうに語っていた。
原作となるノベルゲーム「ひぐらしのなく頃に」は、全8部からなる連続殺人サスペンスホラー。今回映画化されるのは、第1部となる「鬼隠し編」だ。
すでに多くの原作ファンがいる作品を実写映画化ということで、キャスティングにはかなり気を使ったという及川監督は、「ほぼ新人のメンバーで撮ろうと思った。バッチリな配役ができたと思う」と自信満々。さらに「本作はこれから始まる壮大な物語の始まり。今後の伏線が散りばめられた作りになっている」と早くも続編の可能性を匂わせ、ファンの期待を膨らませた。
原作者の竜騎士07によると「脚本の段階でかなりアイデアを出させていただきました。文句なしの作品に仕上がると思いますよ」と監督への信頼を語り、太鼓判を押した。そして、映画化されることによって、新しいファン層が広がることについて、「この作品には1つの大きな謎があります。原作を発売した際、その謎を解けた読者はたったの1パーセントでした。初めてこの作品を観る方は、ぜひその謎解きをしながら観てください!」と観客に向かってメッセージを送った。
主人公の前原圭一役にふんするのは、「天才てれびくん MAX」で活躍していた前田公輝。そして、疑惑の発端となり、圭一を翻弄(ほんろう)する女子のメンバーには、飛鳥凛、松山愛里、小野恵令奈、あいかなど、注目の美少女たちが勢ぞろいする。
『ひぐらしのなく頃に』は、都会から小さな村に越してきた主人公が、村で起こる不可解な事件に巻き込まれていく物語。血みどろの惨劇が繰り広げられ、次第に登場人物たちの人間関係が崩壊していく様がリアルに描かれている。疑惑が疑惑を生み、謎が謎を呼ぶ物語の完成が待ち遠しい。
『ひぐらしのなく頃に』は2008年より池袋シネマサンシャイン、渋谷Q-AXほかにて全国公開
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