ジャッキー・チェン、古い挨拶はやめて?
ジャッキー・チェンが、自身のブログの中でカンフー・スターを目指す若者たちに重要なアドバイスをした。チェンは、新しいカンフー・スターを発掘するオーディション番組を北京のテレビ局と共同制作しているが、オーディション映像を観ている際、参加者たちが「ある動き」をしていることに気づいたそう。それは、映画の中でよく見られる、弟子が師匠に挨拶をするときの動きで、拳を作った手をもう片方の掌で包みお辞儀をする、というもの。チェンはこれについて「これは昔のカンフーの方式。現代の俳優は現代のやり方を取り入れるべきだ。古典映画では古典の言葉を使い、現代映画では現代の話し方をするのと同じこと。時代錯誤になってはいけない。時代をきちんと把握できる俳優は役の幅も広いんだ」と語っている。チェンはこの番組について、次のスターを発掘するというより、真の芸術的アクションが出来る人物を探す目的、と考えているそう。[10月21日 香港]