小栗旬、舞台あいさつで“アニィ”の男泣きに温かい拍手!
27日、六本木ヒルズTOHOシネマズにて、『クローズ ZERO』の初日舞台あいさつが行なわれ、主演の小栗旬をはじめ、山田孝之、やべきょうすけ、高岡蒼甫、原作者の高橋ヒロシ、そして監督の三池崇史らが登壇した。
撮影中、傷だらけになりながらも、果敢にケンカのシーンに挑戦したキャストたちは、ようやく迎えた初日に感無量といった表情だった。中でも、4年前から本作の映画化のために奔走(ほんそう)していたキャストのやべが「どうしてもこの素晴らしいストーリーを実写化したかった。それが実現して、今すでに涙腺が緩んでます。勘弁してください」と声を詰まらせると、小栗、山田、高岡は本作の立て役者であり、若いキャスト陣のまとめ役でもあった“アニィ”やべを温かい表情で見守りながら、拍手を送った。
不良ばかりの鈴蘭高校の一匹狼を演じた高岡は、「はじめは旬と孝之が主演って聞いて、正直、自分の理想の“クローズ”じゃないなって思いました。でも、最初のシーンを撮り終えたときに、この映画は、この2人の映画になるだろうと確信しました」と語り、山田は「こんなこと、あんまり言っちゃいけないかもしれないけど、今までで、本当に一番楽しい撮影現場でした!」とコメントした。
そんな温かい仲間たちに囲まれた小栗は、終始うれしそうな笑顔で、「さっき劇場の外にあるポスターを観たら、“大ヒット上映中”って書いてあったんです。これで大ヒットしなかったら、ウソを言ったことになってしまうので、皆さん、よろしくお願いします!」と元気にあいさつした。
『クローズ ZERO』は、高橋の伝説的な不良漫画「クローズ」を実写化した“泥臭い”青春映画だ。全国から不良たちが集まる鈴蘭高校、通称カラス(CRAWS=クローズ)の高校で“てっぺん”を目指して、日々ケンカに明け暮れる高校生たちの青春を、鬼才・三池監督が、息つく間もない怒とうのケンカアクションと、笑えるギャグ満載で楽しく描いた。舞台上で、うれしそうに話している4人のキャストたちからは、本作に描かれている男同士の熱い友情を感じられた。そんな彼らが演じている『クローズ ZERO』。台風が接近中で外は大雨の中、満員となった客席から上映後に沸き起こった拍手が作品の面白さを物語っていた本作は、週末の興行ランキングで1位を記録し、見事に“てっぺん”を取った結果となった。
『クローズ ZERO』は、全国東宝系にて公開中
オフィシャルサイトcrows-zero.jp