世界の押井守、水野美紀やウルトラセブンのアンヌ隊員らにデレデレ……
10日、渋谷シネクイントで映画『真・女立喰師列伝』の初日舞台あいさつが行われ、押井守監督、神谷誠監督、神山健治監督、辻本貴則監督、湯浅弘章監督、ひし美ゆり子、佐伯日菜子、安藤麻吹、水野美紀、藤田陽子、そして主題歌を歌う樹海のメンバーの愛未(まなみ)が登壇した。
謎のヒロイン“女立喰師”たちが活躍する作品とあって、6人もの女性陣が登場し、原作と総監修も務めた押井監督と並ぶ形でスタートしたこの日の舞台あいさつ。押井監督はそんな状況にどことなくうれしそうな表情を浮かべながら「なかなか通りにくい企画が、こうして実現するのは快感」とコメント。少しまじめになりすぎたという前作『立喰師列伝』の反省も踏まえ「いかに女優さんを美しく撮るか。それを楽しんだ」と撮影を振り返った。
そんな今回の撮影を通して「デビュー30年目にしてついに女優に開眼した」と押井監督。これまで大の犬好きでアニメ好きという、マニアックな世界観を追及してきた押井監督にとって、女優の存在は非常に新鮮だったよう。とは言っても、やはり「犬、戦車の次に(女優を)愛してます」と語り、相変わらずのマニアックぶりがうかがえた。
また「女立喰師」のシリーズ化については「1つのジャンルとして、定番ブランドになってほしい。日本だけでなく世界中の監督に開放してますんで」と抱負をコメント。「そのためにも、三丁目(映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』)の手前の手前でも大ヒットなんで、5度6度と劇場に足を運んでください」と冷たい雨の中駆けつけた満員の客席にメッセージを送っていた。
『真・女立喰師列伝』は、昨年公開された『立喰師列伝』のスピンオフ企画。立ち食いによる無銭飲食をなりわいにしている“女立喰師”6人の壮絶バトルを描いたオムニバス形式の超異色作だ。
『真・女立喰師列伝』は11月10日より渋谷シネクイントほかにて全国公開中
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