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山田洋次監督、14歳の志田未来に「もっと色っぽい声で」と演技指導!?

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左から、志田未来(みらい)、浅野忠信、吉永小百合、山田洋次監督
左から、志田未来(みらい)、浅野忠信、吉永小百合、山田洋次監督

 21日、川口総合文化センターにて映画『母べえ』の特別試写会が行なわれ、主演の吉永小百合浅野忠信檀れい志田未来(みらい)、佐藤未来(みく)、原作者の野上照代、そして山田洋次監督が登壇した。

 昨年12月に行なわれた完成披露試写会では、14歳の志田が「この映画を観て、家族とは何かを考えてほしい」と“大人発言”して観客を驚かせたが、この日も「わたし自身もこの映画で家族の大切さやきずなを改めて知ったので、皆さんも今日家に帰ったら家族ってこんなに大事なんだなということを考えてください」と立派な発言で、観客をどよめかせていた。

 また司会者から、昔の子どもを演じるのはその時代を知らないし、大変だったでしょうと聞かれ「そうですね、語尾を上げないで、もっと色っぽい声でセリフを話してと監督から言われました」とハキハキと返答。これにはさすがの山田監督もビックリして、「いやいや、そんなこと言った覚えないなあ」と頭をかいて大照れ。巨匠を前にしての物おじしない大胆発言に、前回以上にタジタジの山田監督の姿を見ることができた。

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 本作は、川口市SKIPシティにオープンセットを組んで撮影が行われ、200人近い市民がエキストラとして参加している。この日の上映会は、街を上げて本作を盛り上げてくれたことへの感謝の気持ちを込めて実現した。主演の吉永にとっては、代表作映画『キューポラのある街』の舞台となった川口の街への思いは特別だったようで「ずっとずっとわたしの胸の中にあの映画と川口の街が残っています」と改めて観客に感謝を述べていた。

 『母べえ』は、太平洋戦争が始まろうとする昭和15年から16年の東京を舞台に繰り広げられる家族のきずなを描いた感動作。山田監督は「ちゃぶ台を囲んで家族が肩を寄せ合うようにしてご飯を食べていた時代がなぜ懐かしいのか、この時代にあって今はなくなってしまったものがありはしないか、そんなことを映画を観た後で考えてくれればうれしい」と映画に込めた思いを語った。また、本作は2月7日から開催される第58回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に出品されることが決定している。

映画『母べえ』は1月26日より全国公開
オフィシャルサイト kaabee.jp

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