ゆうばり国際ファンタスティック映画祭が復活!招待作品に本年度アカデミー賞ノミネート作品も…
1990年より2006年まで北海道夕張市で開催され、市の財政破綻のために一昨年より中止されていた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が、今年の3月に復活することとなった。
この映画祭は約16年の歴史を誇っており、何とか継続できないかという声が多数寄せられていた。その意見が形となって、映画配給会社の支援により、昨年2月に「ゆうばり応援映画祭」が開催されたのは記憶に新しい。
そんな今回の映画祭のラインナップは、同映画祭の復活にふさわしい豪華なものとなっている。まずオープニング作品は映画『僕の彼女を紹介します』などで有名なクァク・ジェヨン監督の最新作映画『僕の彼女はサイボーグ』。クロージング作品は映画『チャーリーとチョコレート工場』に主演した天才子役と名高いフレディ・ハイモア主演の映画『スパイダーウィックの謎』。
また数ある作品の中でも一番の目玉は、本年度アカデミー賞で最多の8部門にノミネートされている映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』。そのほかにも本年度アカデミー賞で4部門にノミネートされた映画『JUNO/ジュノ』、テレビドラマのロングヒットで話題の映画『相棒‐劇場版‐ 絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン』、日本映画には6年ぶりの主演となる金城武の映画『Sweet Rain 死神の精度』など、話題作がめじろ押しだ。
5日に同映画祭の記者説明会が行われ、実行委員長の澤田宏一氏は「夕張市の主催という形での映画祭は休止いたしましたが、北海道内外企業並びに映画業界、協賛企業のご協力、ご支援により本映画祭を開催する運びになりました。現在、夕張市が抱えているさまざまな問題もございますが、より良い形で文化イベントを存続させていくモデルケースにしたいと思っています」と同映画祭に対する意気込みを語ってくれた。
同映画祭は今年の3月19日から23日まで開催される。
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2008」オフィシャルサイト yubarifanta.com