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ハリウッドの暴れん坊コリン・ファレル、新作の低予算映画について語る!

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コリン・ファレルと共演者のクレマンス・ポエジー
コリン・ファレルと共演者のクレマンス・ポエジー - (写真:細木信宏)

 バット・ボーイのイメージが強く、数々の武勇伝を残してきたコリン・ファレルだが、今ではハリウッドを代表する俳優として高い評価を受けている。そんな彼が、久々にアイリッシュ・アクセントで演じた映画が新作映画『イン・ブルージュ』(原題)。本作は、ロンドンで残虐な仕事を終えたばかりの2人の殺し屋(コリン・ファレルとブレンダン・グリーソン)が、ボスにベルギーの都市ブルージュで休暇を取るように命じられるが、それは彼らにとって生死を賭けた闘争劇の幕開けになるというサスペンスフルな人間ドラマだ。この新作について、コリンと共演者クレマンス・ポエジーに話を聞いた。

-この映画の出演を決定付けた理由は何ですか?

(コリン・ファレル)それは、脚本のほとんどのページにあるんだ。どのページにおいても信じられないようなユニークなセリフの言い回しと突拍子もない出来事が起こる状況下にあるんだ。

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(ブレンダン・グリーソン)確かにこんな言葉(汚い言葉)を現実に話せることができたらいいだろうけど……わたしには多分無理だわ(笑)。だから書かれたままの言葉を表現できて良かったわ。

-あなたの演じたレイは、この都市ブルージュ(ベルギー)をずっとコケにしているのですが、撮影中のあなたにとってこの土地はいかがでしたか?

(コリン・ファレル)もちろん、レイは自分の感情を投影していて、おそらく彼はどこの地を訪れても同じリアクションをしていると思う。実際のブルージュは、過ごしやすい町だったよ。僕らが撮影に入ったのときが真冬で、4時には真っ暗になってしまい、中世の建造物が立ち並んでいたり、真冬のせいかツアーリストなんかもいなくて奇妙な感じがするけど、僕にはそれが適していたんだ。

-同じアイルランド出身のブレンダン・グリーソンとこれまで共演がなかったのは不思議ですね。

(コリン・ファレル)ずっと何年も避けてきたんだよ(笑)! いいや、ずっと彼のファンで、共に仕事ができたことを光栄に思っているよ。アイリシュが持つ共通点という意味合いでは完ぺきだったと思う。彼と親しみやすい環境下で、この映画に参加できたことに感謝している。

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-映画『タイガーランド』から8年、今ではハリウッドのトップスターとして活躍するあなたですが、この間にあなたの考え方は変わりましたか?

(コリン・ファレル)よくわからないよ。ずっと幸運な機会を与えられてきたし、いつも魅力的な人たちと仕事をしてきたし、人間自体が美しく、優しく、ばかげていたり、ひどかったりと興味深い生き物だからね。だからいつもこんな環境下でなぜ自分がこういう人間なのか、時々は自問自答してみたりするんだ。

-あなたにとって低予算の映画は、エグゼクティブの監視下にある大きなスタジオ作品と違って、よりクリエイティブなものなのでしょうか?

(コリン・ファレル)もちろん、キャラクター次第で議論の余地はあるだろうけど、低予算の作品はキャラクター中心に置くことが認識され、一般にそう解釈されていて、スタジオ映画は主人公が2人いたり、表現が未開発なものがあるんだ。もちろん、それが悪い訳じゃないけど、低予算の作品は主題をもっと追求していると思うよ。

-今も続くWGA(全米脚本家組合)のストライキは、あなたに特別な影響を与えましたか?

(コリン・ファレル)タイミングがいいことに『イン・ブルージュ』を撮ってから、9か月間ずっと休暇を取っていたんだ。その間は、一緒に居たい人たちと休暇を過ごしてきたんだ。だから自分のかかわっている映画には何にも影響がなかったんだ。

 インタビューの際に2本たばこを吹かしながらジュークを飛ばすコリンの姿は予想した通りのキャラクターだった。ただ、常に回りに気を遣う、和ませる姿勢には、彼のさらなる魅力を感じた。次回作にニューヨークの警官を扱った映画『プライド・アンド・グローリー』が控えている。(取材・文:細木信宏 シネマトゥデイ)

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