驚異の360度キャプチャー映像『スピード・レーサー』車は100種類以上!
『マトリックス』シリーズのアンディ&ラリー・ウォシャウスキー兄弟が同作以来、再びメガホンを取り、吉田竜夫原作の名作アニメ「マッハGoGoGo」を実写化した映画『スピード・レーサー』が日本では7月5日に公開されるが、このたびその世界観が明らかになった。1997年の日本のテレビアニメシリーズから生まれ、その半年後にアメリカで放映された「マッハGoGoGo」からはじまって、映画『スピード・レーサー』に引き継がれたその用語と世界観を紹介する。
<コスモポリス>『スピード・レーサー』の舞台となる架空の街。まばゆい光に包まれた大都市は、ビルボードや広告看板の照明でライトアップされたビルがどこまでも広がる摩天楼だ。
<ワールド・レーシング・リーグ WRL>カーレースは世界ナンバーワンのスポーツであり、さらにその最先端であるWRLには世界中のメディアから常に熱い視線が注がれている。現代のこの世界でいえばF1のようなものだ。車とチームはスポンサーとなる巨大企業の後援を受けている。レースは20台でスタートするものの、最終的にゴールを果たすドライバーの数はごくわずか。
<車>レースカーはT-180として知られ、時速400マイル以上のスピードに耐えることができる。標準的なレースで身体にのしかかってくるのは4Gの重力。万が一の衝突事故の際に、ドライバーの周りを泡(バブル)で取り囲み、激突の衝撃を和らげるクイックセーブ・フォームを装備している。
<サンダーヘッド・レースウェイ>スピード・レーサーの地元にある郊外の競技用トラック。コースにはとてつもないバンクやカーブがあちこちに点在している。
<フジ・ヘレキシコン>WRLの巨大リーグトラック。輝く海を背景にして、熱帯性の島の上に建てられている。熱帯地帯ならではの地形を活かしたジグザグのコースと重力無視のカーブやコーナーが特徴。
<カーサ・クリスト・ロードラリー>クロスカントリースタイルのカーサ・クリスト・ロードラリーはふたつの大陸にまたがり、3つの気候ゾーンとカーブや危険な道が織り成すムクランナのコースからカーサー・クリスト・クリフ、ズヌビアン砂漠、マスティース氷穴などが5,000キロも続く。
<グランプリ>コスモポリスの中心部に広がるグランプリは、誰もが畏敬の念を抱くスポーツ界の頂点。最終レースにふさわしく、重力無視の決死のアップダウン、クローバー型立体交差、驚異的なループなど、筆舌に尽くしがたい難関がいくつも待ち受けるレースコースの最高峰だ。
以上は『スピード・レーサー』の世界観のほんの一部。本作の映像はブルーバック撮影の実写と、イタリア、モロッコ、オーストリア、トルコ、デスバレーを含むロケーションを高解像度のデジタル360度イメージキャプチャーと融合させて作りだしている。これらのロケーションは広角型視覚セットを作るためにHi-defカメラで撮影。さまざまなコースを時速400マイル以上で疾走する100種類以上のレースカーはすべてデジタル処理で作り出されている。ただし、マッハ5とレーサーXのストリートカーの2台は小道具として実物大の車も作られている。
映画『スピード・レーサー』は7月5日よりサロンパス ルーブル丸の内ほかにて全国公開
オフィシャル speed-racer.jp
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