デニス・ホッパーの息子、ウェス・クレイヴン監督の次回作を降板
ハリウッドの反逆児デニス・ホッパーの息子であるヘンリー・リー・ホッパーが、ウェス・クレイヴン監督の次回作『25/8』(原題)で主演を務めることで話題になっていたが、実現はしなかったようだ。ハリウッド・レポーター紙が伝えたところによると、降板理由は製作上の意見の相違ではなく、ホッパーが感染症にかかったからとのこと。ウェス監督は撮影開始を遅らすことも考えたが、今年夏の映画俳優組合(SAG)のストライキを懸念して代役を立てることを決めたそうだ。
ホッパーの代役に決まったのは、映画『ジャンパー』に出演したティーン・アイドルのマックス・シエリオットで、連続殺人犯に追われる7人のティーンエイジャーの一人を演じる。物語は悪名高い連続殺人犯の死んだ日に生まれた7人のティーンエイジャーを皆殺しするために殺人犯が舞い戻ってくるホラー・サスペンスだ。シャリーカ・エプス、デンゼル・ウィテカー、エミリー・ミード、ニック・ラシャウェイ、ジョン・マガロも出演し、ブロードウェイ出身の俳優ラウル・エスパルザも殺人犯役で出演交渉中だ。撮影は今月からコネティカット州で開始される予定だ。
ヘンリー・リー・ホッパーは父親のデニスと比べて甘いマスクの繊細(せんさい)な美青年の風ぼうで、今後俳優としての活躍を期待されていただけに今回の降板は残念だ。この秋から大学生となるヘンリーにとって高校最後の夏休みを楽しんで、体調回復に努めてもらいたいものだ。
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