松田聖子はピンクの着物!松坂慶子は黒のドレス!大物2人が火花を散らす?
16日、東商ホールにて、映画『火垂るの墓』の完成披露試写会が行われ、主演の吉武怜朗、畠山彩奈、松田聖子、松坂慶子、そして日向寺太郎監督が舞台あいさつを行った。
この日、会場には7年ぶりの邦画出演となった松田が、久々にファンの前に姿を現すとあって多くの報道陣が集結。熱狂的な松田のファンが今か今かと待ち受ける中、若々しいピンク色の着物を着こなした松田が登場すると、すさまじい歓声とフラッシュが浴びせられ、変わらぬ人気度と注目度の高さを見せつける格好となった。
一方、松坂は黒のドレスに刺しゅうの入ったストールを羽織り、大女優の貫録を漂わせて登場。節子役の畠山があいさつする際に、自ら腰をかがめてマイクをあてがい、役柄同様の母性を見せた松田とは対照的に、オファーがあったときのことを、「最初、お母さんの役かなと思ったら、いじわるな未亡人の役だったんです。演じるのは自信がなかったんですけど、監督たっての希望だということでお引き受けしたんですよ」と振り返り、会場を沸かせていた。
『火垂るの墓』は、直木賞を受賞した野坂昭如の同名小説を実写映画化したもの。両親も、家も失った幼い兄妹が、空襲におびえ、飢えに苦しみながらも生きる姿を描く。
映画『火垂るの墓』は7月5日より岩波ホールほかにて全国公開