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エジンバラ国際映画祭にキーラとシエナ、うわさのマシューが勢ぞろい

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私生活でも仲の良いシエナ(左)とキーラ(右)
私生活でも仲の良いシエナ(左)とキーラ(右) - Photo:Yukari Yamaguchi

 エジンバラ国際映画祭のオープニングとして、ワールド・プレミアが開催される映画『ジ・エッジ・オブ・ラブ』(原題)の関係者がエジンバラ城で記者会見を行った。

 予定より30分遅れ、映画祭関係者から映画関連の質問だけにするようにと事前要請が終わってから、一行の入場となった。会見に参加したのは出演者キーラ・ナイトレイシエナ・ミラーマシュー・リスと、ジョン・メイバリー監督、脚本家シャーマン・マクドナルド、共同プロデューサーのレベッカ・ギルバートソンとサラ・ラドクリフ。シャーマンはキーラの母親で、レベッカは作品中でキーラが演じた実在の人物ヴェラ・フィリップスの孫でもある。

 会見はレベッカから順に、シャーマン、キーラ、ジョン監督が、この映画が具体化していく経緯をそれぞれが自分のパートを話す形で始まった。プロデュースを学生として学んでいたレベッカが、シャーマンに自分の祖父母の話を映画化したいと持ちかけ、シャーマンの書いている脚本をキーラが気に入り、いっしょに仕事をしたことがあるジョン監督に脚本を持って行ったことで、実現した映画だという。映画化の経緯に関して「とても面白い脚本だと思った」と話すジョン監督に、「すぐにはちゃんと読まなかったくせに」とキーラがツッコミを入れる場面などもあり、個人的なつながりから出来上がっていった映画らしい親しげな雰囲気が漂う会見となった。

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 それぞれが演じた役柄について、リンジー・ローハンが演じることになっていたディラン・トーマスの妻ケイトリンをシエナが演じることになって、ケイトリン役の方が良かったとは思わないかとの質問に答えたキーラは、「脚本を読んですぐヴェラに惹(ひ)きつけられたわ」と答え、ウェールズ出身のマシューも、「ウェールズの詩人ディランをやるのは夢のような仕事だよ」と、それぞれが自分の役柄にほれ込んでいるところを見せた。

 裏切りの物語でもあるがという質問には、「そう。友情もセックスによって裏切られるの。セックスにはそういう面もある。うちの母はセックスをよく知ってるから」と母シャーマンをからかう調子のキーラに、シャーマンは、実際に何があったのかはわからないから、嫌ならストップするとレベッカに確認しながら書いたと、娘の冷やかしには乗らず、まだ年若いプロデューサーのレベッカを気遣った。

 ウェールズなまりには苦労しなかったかという質問に、マシューの肩をポンとたたき「周りにウェールズなまりで話す人が多かったから大丈夫」とマシューとの仲の良さを感じさせるキーラと比べ、シエナは口数が少なかった。リス・アイファンズと付き合う前に恋人だったマシューと、またこうして一緒にいる時間が増えてしまったことが、リスとの破局の原因といわれているシエナは、キーラが間に座っていることもあってか、マシューと話す場面もなかった。

 数日前にはキーラがやせているのは父親似なだけだと、拒食症説を一蹴するようなシャーマンの発言が報じられたばかりだが、あばらが浮いているとも報じられた映画の中のキーラの胸元のことを質問する記者に、「いつも胸の話ばかりするのね!」とキーラがわざと怒って見せて笑いを誘うなど、きわどい話題にも明るく答えるキーラと静かなシエナが好対照を成していた。(取材・文:山口ゆかり)

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