鳥居みゆき、支離滅裂ぶりが全開でふりきれるも、仕事はちゃんとやる?
24日、ヤクルトホールにて、ホラー映画『ワン・ミス・コール』のトークショー付き試写会が開催され、鳥居みゆきと精神科医の名越康文が登場した。
まずは名越氏が先に登壇して、司会者と語りあっていた。やがて名越氏の携帯の着信音が鳴り、「もしもし」と電話に出た瞬間「ぐうえぇ!」という雄たけびと共に、鳥居みゆきが舞台後ろの幕の間から四つん這いで顔を出し、そのまま一気に観客席へと向かって走りだした。そして「妄想夢芝居!」というおなじみのフレーズから、映画にちなんで携帯電話のコントを一気に披露。旬な女芸人の登場に、観客は大いに沸いた。
司会者からまるで当然のように、ホラー好きですよね? と質問された鳥居は「外見で判断するのよして下さーい。ホラー映画ダメなんです。大嫌い!」と意外な返答。今作の感想を聞かれると「アー! ウワー! とか言ってたら、自分が映ってたんですよ。自分かい! と思って。でもすごい、おもしろいですね」とこわがりながらも自分に近いキャラクターを発見したようだった。
そんな鳥居のことを、名越氏は気が合って大好きだというが、性格が「意外にビビリなんですよね」と評した。気が合うと言われた鳥居は「はい。何だかわかりませんが」などと持ち味の支離滅裂トークを繰り広げ、客席に向かって「携帯の電源はくれぐれも切るか、解約して下さい!」と告げた後走り去り、支離滅裂も全開でふりきれたという印象だった。しかし最後にマスコミ向けのフォトセッションで呼び戻されると「はーい、すみません」と素直に再登場。トレードマークの目を見開き凍りついた表情のままで、律儀にカメラに視線を送り続けていた。
『ワン・ミス・コール』は、04年にヒットした日本映画『着信アリ』のハリウッドリメイク作。携帯電話から、未来の自分の死を告げるメールを受け取った人々の恐怖を描く。デーブ・スペクターも脇役で登場している。
映画『ワン・ミス・コール』は、7月19日より角川シネマ新宿ほかで全国公開