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ジョニー・デップと刑務所見学したら暴動発生!? スティーヴン・ドーフが告白

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クセモノ俳優、スティーヴン・ドーフ
クセモノ俳優、スティーヴン・ドーフ - Photo:Nobuhiro Hosoki

 あえてハリウッドの大作を拒否し、インディーズ映画を中心に活躍しているクセモノ俳優スティーヴン・ドーフが、新作映画『フェロン』(原題)について語った。ストーリーラインはありがちな刑務所モノだが、刑務所内の派閥や組織、看守たちの姿をリアルに描いており、批評家から絶賛されている作品だ。

‐この作品に出演する囚人たちは実際に犯罪者だった人々が大半ですが、そのことに恐怖はありませんでしたか?

(スティーヴン・ドーフ)監督のリック・ロマン・ウォーを完全に信頼していたから、不安はなかったよ。リックはこの映画のために2年間も刑務所に通って、囚人や看守と話し合いをしてきたんだ。ただ、これだけ本物の連中を使うとなると普通の撮影システムというわけにはいかなかったよね。8年も刑務所に入ってたやつもいたし、執行猶予中のやつもいた。撮影期間中に別の場所でトラブルを起こして、撮影に来なくなったやつもいたな。中にはいいやつもいて、おれに入れ墨を彫ってくれたよ。

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‐共演のヴァル・キルマーとはいかがでしたか?

(スティーヴン・ドーフ)ヴァルは適役だよ! それに僕は映画『ドアーズ』『トゥームストーン』の彼が大好きなんだ。ただ最初にヴァルと絡むシーンで、彼が何をしたいのかよくわからなかった部分もあった。僕のイメージとかけ離れていたからね。その後は僕もきちんと理解することができたし、うまくいったと思うね。

‐家族を守ったために刑務所に入ってしまい、映画と同じような状況下に置かれたとしららどうしますか?

(スティーヴン・ドーフ)セレブリティーだと保護拘置の処分を受けて、この映画のような環境には置かれないと思うけど、同じ状況下だったら怖いな。前にジョニー・デップと一緒に、刑務所の中でも終身刑の囚人がいる場所を見学したことがあった。そこは高い壁に囲まれ、銃で武装した看守が3人も立っていて、まるで要塞だったね。しかもジョニーと僕を見た囚人たちが興奮してしまって一斉に大騒ぎして、まさに暴動寸前だったよ! あれは怖かったな~。

 30代半ばに達したスティーヴンだが、演技のアグレッシブさは20代のときと少しも変わっていない。本作は海外テレビドラマ「プリズン・ブレイク」とはまた違ったリアルな刑務所映画になっている。(取材・文:細木信宏)

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