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「時効警察」の三木聡が監督!麻生久美子がジリ貧OL、加瀬亮がモヒカン男に!?

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パンクロックに決めた、加瀬亮の貴重な撮影現場ショット
パンクロックに決めた、加瀬亮の貴重な撮影現場ショット

 15日に、横浜・日枝町にて、三木聡監督の最新作映画『インスタント沼』の撮影現場がマスコミ陣に公開された。

 当日は舞台となっている骨董(こっとう)店で、ヒロインの麻生久美子と、店主にふんする風間杜夫との激しいトークバトルを中心に撮影していた。うだるような暑さの中、何度もリハーサルを重ね、スタッフたちもピリピリムード。しかし主演の麻生は記者たちが来ていることに気付くと「よろしくお願いします!」と笑顔で声を掛けてくれるなど、撮影の合間も元気いっぱいな様子。このところ公開作が相次ぐ、実力派ベテラン女優の余裕を感じさせた。

 そんな撮影現場に、頭頂部の髪の毛をツンツンに立てて、まゆは脱色、黒の革ジャンとパンツというパンクファッションで決めた加瀬亮の姿が。これまでの優しいイメージとはかなり異なり、威圧感すら漂わせていた加瀬から直接話を聞くことができた。すると質問一つ一つに丁寧に答えてくれた上に、「麻生さんは、ほとんどのシーンに出ているので大変だと思う」と共演者を気遣ったりするなど、やはり好青年。三木監督いわく「見た目は怖いけど実はいいやつ」というキャスティングにぴったりはまっている印象を受けた。

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 また、加瀬は独特のユーモアセンスに定評のある三木監督について、「最初に会ったとき、面白そうな人だと思いました。撮りたいものがすごく明確で迷いがない」と評した。最初に脚本を読んだ段階では作品をあまり理解できなかったが、三木監督に身をまかせて、日々撮影をこなしていく中で徐々にわかってくることが多いそう。そんな三木ワールドは「出てくる人たちが、みんな濃いんですよね~(笑)」とのこと。確かに、ほかの出演者たちの風ぼうもかなり独特だ。この強烈な個性のキャラクターたちが、スクリーンでどのように動き回ってくれるのか、期待したい。

 『インスタント沼』は、ままならない人生をリセットし、ひょんなことから骨董(こっとう)の魅力にはまっていく元出版社OLの運命を描くコメディー。

映画『インスタント沼』は2009年初夏よりテアトル新宿、アミューズCQNほかにて全国公開予定

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