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『スター・ウォーズ』新ヒロインは、『もののけ姫』からインスピレーション!

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ジョージ・ルーカスの優秀な“パダワン”であるフィローニ監督
ジョージ・ルーカスの優秀な“パダワン”であるフィローニ監督

 ルーカスフィルムが初めて手掛けるフルCG長編アニメーション映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』の監督、デイヴ・フィローニに話を聞いた。

映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』

 ファン待望のシリーズ新作は、その存在が広く知られながら「一体、何があったのか?」はほとんど謎だったクローン大戦の全容を描いた注目作。ファンの期待が大きい分、プレッシャーもあったはずだがフィローニ監督は、むしろ製作を楽しんだそうで「だって僕自身『スター・ウォーズ』の大ファンだからね。もちろんスタッフもそう。確かにファンを満足させられるか緊張しているけど、今は早く観てほしいとウズウズしているよ」と自信と興奮を隠し切れない様子だ。

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 今回、物語の重要なカギを握っているのがアナキン・スカイウォーカーのパダワン(弟子)となった女ジェダイ騎士、アソーカ。少し生意気でがむしゃらな彼女は、アナキンやオビ=ワン・ケノービと行動を共にしながら、次第にクローン大戦に巻き込まれていく。いわば観客代表といえる新ヒロインである。

 「僕にとって『スター・ウォーズ』シリーズの魅力は、ジェダイ騎士たちの師弟関係なんだ。ヨーダとオビ=ワン、オビ=ワンとアナキン。彼らの間には素晴らしいストーリーがあるだろ。だから僕もアナキンとアソーカの関係性にスポットを当てたかったんだ」とフィローニ監督。アソーカのキャラクター造形には、過去のシリーズの世界観はもちろん、宮崎駿監督の映画『もののけ姫』からもインスピレーションを受けていると秘話を明かしてくれた。

 ところでフィローニ監督自身、偉大なるジョージ・ルーカスのパダワンとして多くのことを学んだのではないだろうか。「もちろん! 彼(ルーカス)から学んだことはたくさんあるけど、一つ挙げるとすれば編集の重要さだね。彼は名監督であると同時に、本当に素晴らしい編集者なんだ。今回はタイトルにもあるように、戦争が見せ場だけど、アクションシーンとストーリー展開のバランスを取るにはやっぱり編集が大切になるんだ」とフィローニ監督。また観客を飽きさせないため、笑いの要素を盛り込むことも師匠から授かった大切な教えだと明かしてくれた。フィローニ監督が優秀なパダワンであることを確かめるためにも、この夏『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』は必見だ。

 『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』はルーカスフィルムが手掛けるシリーズ初の長編3Dアニメーション。『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』と『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の間で起こったクローン戦争の知られざる真実が描かれる。

映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』は8月23日よりサロンパスルーブル丸の内ほか全国にて公開

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