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『カンフー・パンダ』に北京の芸術家が訴訟!「パンダはミッキーマウスじゃない!」

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こんなパンダですが……何か?
こんなパンダですが……何か? - Kung Fu Panda TM &(C)2008 DREAMWORKS ANIMATION L.L.C. ALL RIGHTS RESERVED

 大人も子どもも大いに楽しめるドリームワークスのアニメ映画『カンフー・パンダ』に対してパンダの本場、中国の芸術家が相当立腹しているらしい。

映画『カンフー・パンダ』写真ギャラリー

 北京在住で“パンダアーティスト”として有名なザオ・バンディ氏は、地元北京の裁判所にて、『カンフー・パンダ』製作会社であるドリームワークスを相手取って訴訟を起こしている。

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 バンディ氏のトレードマークは彼の描くパンダのキャラで、特にパンダの愛人が描かれている服飾品は、なかなかの人気であるという。同氏は訴訟の理由をこう述べる。

 「『カンフー・パンダ』における、わが国の象徴パンダの描き方があまりにズサンすぎる。まず、パンダの目の色がグリーンというのは一体どういうことか? おまけにグリーンは悪を象徴するカラーであり、失礼はなはだしい!」という滑り出しで、「それにも増して、主人公のパンダの父親がアヒルであるのは何たることか。中国の国家的シンボルであるパンダの父親がアヒルとは、中国ならびに国民への侮辱である。そのうち、この映画を観た幼い子どもたちが、自分たちの祖先はドナルドダックであると思ってしまうのでは……と心配でたまらぬ。よってドリームワークスに正式謝罪を要請する」とこっけいにも取れるこの訴訟内容だが、バンディ氏本人は大マジメである。これに対して、ドリームワークスはノーコメントを通している。

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