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『蛇にピアス』24歳の原作者の金原ひとみが作詞で、Charaが主題歌!

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Chara(左)と金原ひとみ(右)
Chara(左)と金原ひとみ(右)

 自らの舌にピアスを開け、背中に入れ墨を彫り肉体改造におぼれていくヒロインの愛と絶望の日々描く衝撃映画『蛇にピアス』の主題歌をアーティストのCharaが手掛け、作詞を原作者の金原ひとみが担当することが明らかになった。

映画『蛇にピアス』

 金原は弱冠20歳で第130回芥川賞を受賞したという文章に関しては飛び抜けた才能の持ち主。作詞という作業は初めての経験だったらしいが、その才能はやはり健在で、主題歌を手掛けたCharaは「短い作業の中で、よくできましたと感じているし、ひとみちゃんは作詞するときにメロディーに合わせて作ることができる人なんだなと驚きました。彼女が楽しんでくれていたらそれが一番です。ありがとう。いい経験でした」と16歳年下の金原を絶賛していた。

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 本作の監督である蜷川幸雄からも「金原さんは初めての作詞だってことだけど、やっぱりうまいよね。感動した」とお墨付きをもらった。

 しかし、そんな金原本人は「基本的には、『蛇にピアス』の世界を詞という形にとは思っていましたが、主人公の見ているものを書くのか、外の世界から主人公を見つめて書くのか、話し言葉で書くか、書き言葉で書くか、初めての事なのでどういうスタンスで書けば良いのかというところで一番悩みました」とやはり作家らしく、創作の過程に悩んでいたことを明かした。

 金原にとって小説を書くより作詞することは難しかったらしい。「歌詞は限られた字数、行数で表現しなければならず、ユーモアを盛り込みにくい、という点も難しくさせる要素だと思いました。できあがった曲は何度も聴き返したくなるメロディーだと思いました」と自分なりにその難しさを分析したらしいが、最終的には自信の持てる作品に仕上がったらしい。

 蜷川監督も曲の仕上がりについては満足しているらしく「Charaさんとの共作ということで、二人で何度も書き直して、必死に取り組んでくれて、うれしかったです。Charaさんの声がいい具合にマッチして、わくわくしました。うまく合ってていいなと。きっと皆さんにも気に入ってもらえると思います」と語った。

映画『蛇にピアス』は9月20より全国公開

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