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浅野忠信、北村一輝、ユースケらが怪しすぎる!『鈍獣』撮影現場公開!

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衣装もキャラクターも超個性的!
衣装もキャラクターも超個性的! - (C) 2009『鈍獣』製作委員会

 同名の舞台を映画化した映画『鈍獣』の撮影現場が公開され、主演の浅野忠信北村一輝ユースケ・サンタマリア、そして細野ひで晃監督が撮影真っただ中の現場の様子や作品の意気込みを語ってくれた。細野監督が宮藤官九郎を口説き落とし脚本を完成させ、そのほかのキャストに真木よう子佐津川愛美南野陽子らをキャスティングした。そんな個性的なスタッフとキャストが勢ぞろいした現場では、最高に面白い化学反応が起こっているようだ。

 物語の拠点となる「スーパーヘビー」という名前のクラブ内は、派手な装飾が赤いライトで照らし出され、何とも怪しげな雰囲気を醸し出していた。しかしもっと目を引くのは、役柄に合わせたド派手な衣装を着たキャスト陣だ。

 主演の凸やん(でこやん)にふんする浅野は、坊ちゃんカットにベストとちょっと丈の短いパンツを合わせ、独特の雰囲気を持った不思議系キャラ。「着ているだけでみんなが笑ってくれる」と照れくさそうに笑う浅野は、「僕の経験上、夏の撮影は変なマジックが起きる。暑さのせいか理由はわからないけど、変なフィルター通るんだよね。だから狂った映画にはぴったり!」と妙なテンションで撮影を楽しんでいるようだった。

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 北村演じる江田は、リーゼントをばっちりキメて、体はタトゥーだらけという一風変わったホスト役。「タトゥーのメークをするために、毎日朝早く現場に入らなくちゃならないんですよ……」と言う北村は、「ギャグだけでなく、切ない人間模様とかをきちんと出していけるようにしたい」とバランスを大切に演じていることを教えてくれた。

 また岡本役のユースケは、警官という役柄上、ほかのメンバーと比べると一見まともな衣装だが、やはり丈が短かったりボンタン風ズボンだったりとかなりアレンジされた制服姿で登場した。「かなりぶっとんだ映画になると思う。でも、ただ訳がわかんない映画じゃなくて、面白い映画にしたい。みんな! 最高です!」と劇中同様、ムードメーカーらしい発言で現場を盛り上げていた。

 “殺しても死なない鈍感な男”と彼の殺害を企てるある意味鈍感な幼なじみたち……。そんな物語の魅力について、細野監督は「いつもどこかに笑いがありつつ、どこか悲しい部分もある。そんな人間の心理や人間臭さが見えるところ」と語った。これ以上ないほどの豪華で個性的な組み合わせのスタッフ・キャストが一丸となって作り上げる『鈍獣』が面白い作品に仕上がらないわけがない。彼らの起こす不思議な化学反応が、今まで見たことのない感動を与えてくれることを期待したい。

映画『鈍獣』は2009年、シネクイントほかにて全国公開

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