深夜3時の番組なのにクレーム殺到ナンバー1の番組に千秋が署名運動?
1日、スペースFS汐留にて、映画『放送禁止 劇場版 ~密着68日 復讐執行人』の完成披露試写会が行われ、長江俊和監督と、本シリーズの大ファンだという千秋がトークショーを行った。
2003年から、フジテレビの深夜枠で細々と単発放送されてきたフェイクドキュメンタリーシリーズの劇場版。テレビシリーズでは、ドキュメンタリー番組の体裁を取りながら、実際にはドキュメンタリーかどうか分からないという前代未聞の手法に、深夜3時という遅い時間での放送にもかかわらず、翌日にはすべての番組の中でクレームナンバーワンになってしまったという伝説も残してきた。これまでに放送された本数は6本と少ないながらも、インターネットを中心に話題となっている。
本作をたまたま深夜に見かけて以来、すっかりハマッて、保存用と貸出用の2本のDVDを購入しているという千秋は、「出てくる人はプロの役者さん? 台本があるんですか? 1のオチがいまいちよくわからないんですけど……?」と矢継ぎ早に長江監督に質問。イチファンとして監督の話に聞き入る姿は、ファン代表との肩書きも納得できるほど熱心だった。
そんな千秋だが、最後にこれだけは聞きたいと、「シリーズはまだ続きますか?」と質問。長江監督の「続けていきたいです」との前向きな答えに、「良かった」と安心した表情を浮かべ、「わたし、フジテレビのお偉いさんがたまたま深夜にこの番組を観て、『何だこれは!』って打ち切りにしようとしたって聞いたんです。だから、署名運動しようと思ったんですよ」と驚きの告白。「これからも深夜で続けてほしいです。始末書覚悟で、面白いものを作ってほしいです。期待しています」と長江監督にハッパをかけていた。
『放送禁止 劇場版 ~密着68日 復讐執行人』は、テレビ番組「奇跡体験!アンビリバボー」などを手掛ける長江俊和が、企画・脚本・監督をこなすフェイクドキュメンタリーシリーズの劇場版。復讐(ふくしゅう)を代行する闇サイトの存在を知った取材スタッフが、サイトの管理人を密着取材する様子を描く。
映画『放送禁止 劇場版 ~密着68日 復讐執行人』は9月6日より池袋シネマ・ロサほかにて全国公開