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菊地凛子ハリウッド進出第2弾がスペインで上映!監督は凛子Tシャツ着るほどベタボレ!

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菊地凛子を大絶賛するライアン・ジョンソン監督
菊地凛子を大絶賛するライアン・ジョンソン監督 - Photo:Harumi Nakayama

 「第56回サン・セバスチャン映画祭」が現地時間27日、女優・菊地凛子のハリウッド進出第2弾映画『ブラザーズ・ブルーム』(原題)がクロージング作品として上映されて幕を閉じた。

 同作品はエイドリアン・ブロディマーク・ラファロ演じる詐欺師兄弟が、幼なじみの未亡人(レイチェル・ワイズ)をターゲットに世界中を旅する冒険活劇。菊地は爆弾のスペシャリスト、その名もバンバン役で常に兄弟と行動を共にする。とはいえ、映画『バベル』で絶賛されたろうあ者役に続き、今度も口を利かない設定で、セリフはバーでお酒を注文するときに発した「カンパリ」のみ。代わりに、物語後半では歌声を披露している。

 上映前に記者会見を行ったライアン・ジョンソン監督は「菊地のために脚本を書き直したというワケではなく、『バベル』の菊地を見てこの役に選んだんだ。分厚い脚本を渡したとき、菊地は最初ナーバスになっていたけど、役を説明したら興奮してね。確かにセリフはないけど、彼女のまっすぐな瞳で見つめられると観客は困惑されられると思うよ」と絶賛した。

 菊地とは撮影終了後に一度、会ったそうで「そのとき、僕は『More Rinko!』と書いたTシャツを着て彼女にアピールしたんだ(笑)」と次回作へのラブコールを送っていたことも明かした。(取材・文:中山治美)

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