マドンナ、過激発言連発!副大統領候補に「たたきのめしてやる!」
久々の大型ツアー、「スティッキー&スウィート」が開始されて順風満帆のマドンナは人の好き嫌いがハッキリしていることでも有名だが、今回のツアーでマドンナの毒舌に慣れているファンたちですら、ブッ飛んだ出来事があった。先週末ニュージャージーのアイゾッド・センターで行なわれたコンサートでのことだ。
彼女の共和党嫌いは有名だが、歌のMC中に共和党副大統領候補のサラ・ペイリン女史に向けてこう叫んだのである。「サラ・ペイリンはわたしのコンサートへ立ち入り禁止! わたしが開くパーティーへも立ち入り禁止よ!」
この様子を隠し撮りしていたビデオがYouTubeに公開され話題騒然となったが、ここで女王マドンナのペイリン女史攻撃はまだ終わっていなかったのである。
10月7日火曜日。この夜の舞台となったのはニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン。場所柄もあり、観客にセレブの姿が目立つ中、盛り上がりに盛り上がったステージでマドンナがヒット曲「アイ・ラブ・ニューヨーク」を歌い始めた。やがてその中の歌詞にひっかけてマドンナはこうMCを入れたのである。「みんなーっ! うせてほしいヤツが居るんだけど誰だかわかる? サラ・ペイリンよ! アイツ、もし、うせなかったら、わたしがたたきのめしてやるわ!」
ステージ上で踊る筋肉のカタマリのようなマドンナの太ももを見て、ペイリン女史が震え上がったかどうかは定かではないが、マドンナの共和党嫌いはニュージャージーやニューヨークに始まったわけではなく、先月のコンサートではステージの背景として、民主党のオバマ大統領候補の写真とガンジーの肖像を一緒に掲げたあと、共和党のマケイン大統領候補の写真とヒットラーの写真を連ねて掲げるなど、過激なセットデザインで物議をかもしたばかりである。このツアーでマドンナの共和党嫌いは完全に確立されたようである。