沢村一樹の下ネタ発言と、なだぎのディランに会場は大盛り上がり!
第21回東京国際映画祭
21日、東京国際映画祭特別招待作品映画『センター・オブ・ジ・アース』の舞台あいさつ付き上映会がTOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、日本語吹き替え版キャストの沢村一樹、入江甚儀、矢口真里が登壇。さらに特別ゲストとしてディラン・マッケイ(なだぎ武)がビバリーヒルズ(?)から駆けつけた。
映画館の狭い通路を、緑色の自転車に乗って登場したディランは「僕、15歳になりました」という入江に向かい、「じゃ、オレの1歳下だな。オレは今、16歳の高校生だ」といつもの口調で先制パンチ。矢口の「こわーい。ヒゲのあとがメチャメチャ濃い16歳ですね」との感想には、おなじみの何ともいえない表情を浮かべた。本作の吹き替えでは、大人の色っぽさを出すよう努力したという矢口。「吹き替えのときは、ディランさんの恋人キャサリンさんの色っぽい感じを参考にしたんですよ。よろしくお伝えくださいね」との矢口のコメントに、ディランは「確かに、背丈は(キャサリンと)一緒だな」と返し、絶妙なやり取りに会場を笑いに包んだ。
取材陣の質問が集中したのはキスシーンについて。本作ではトレバー(沢村)とハンナ(矢口)のキスシーンが用意されているのだが「吹き替えでどうやってキスの音を出したのか?」との質問に、沢村は「手を口にあてて、ブチュっとやりました。最初監督から、感情がこもり過ぎているって怒られたんですよ」と告白。そして会場は「僕が感情込めるとR指定になっちゃいますから……」という沢村の期待通りのエロ発言に爆笑。しかし家族連れの観客を意識した矢口は「今回の仕事では沢村さん、一切、下ネタを言っていないですから! わたしたちにとっても、ありがたいことですけれど」と子どもたちも安心して観られる作品であることを強調した。
本作は、冒険SFの父・ジュール・ヴェルヌの小説「地底旅行」を全編フル3Dにて実写化。大学教授のトレバー(ブレンダン・フレイザー)とそのおいのショーン(ジョシュ・ハッチャーソン)、山岳ガイドのハンナ(アニタ・ブリエム)が地底160kmの世界をエキサイティングに冒険する。
映画『センター・オブ・ジ・アース』は10月25日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて全国公開