「押井守監督は他人を褒めない」若手監督が鬼の居ぬ間に欠席裁判!
第21回東京国際映画祭
19日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで第21回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」に出品されている映画『斬~KILL~』のワールドプレミア上映が開催され、藤田陽子、森田彩華、石垣佑磨、溝口琢矢、山崎バニラ、深作健太監督、辻本貴則監督、そして田原実監督が舞台あいさつを行った。
同作は映画『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』の押井守監督が総監修を務めた、4話構成のオムニバス。押井監督をはじめ、登壇した若手3監督がそれぞれこだわりのブレイド(刀)アクションを演出し、バラエティー豊かな内容に仕上がった。
この日、押井監督は新作準備のために欠席。押井監督の指名で今回抜てきされた深作監督ら3人の若手監督は「押井監督からはアドバイスこそあったが、すべて任せてくれた」とあくまで自由に仕事ができたとコメントしたが、辻本監督は「押井監督は基本、他人を褒めないので」と自分の作品を押井監督に見せたときの様子を振り返り、押井監督から個人的な説教大会があったと暴露! 会場は大いに盛り上がったが、まだ自分が手掛けたパートについて押井監督からのリアクションを聞いていない深作、田原の両監督は今後何か説教されてしまうのではないかと戦々恐々としていた。
『斬~KILL~』は押井監督が総監修を務めたオムニバスアクション。「キリコ」(辻本監督)、「こども侍」(深作監督)、「妖刀射程」(田原監督)、「ASSAULT GIRL 2」(押井監督)の4話で構成されている。
映画『斬~KILL~』は12月6日よりシネクイントにて公開