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西田敏行、安土城でオスカー狙い?「7割方決めてます!」

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後ろにあるのは4千万円かけて作られた檜のセットです!
後ろにあるのは4千万円かけて作られた檜のセットです!

 29日、京都の東映太秦撮影所にて映画『火天の城』製作発表記者会見が行なわれ、撮影真っ最中の主演の西田敏行福田沙紀椎名桔平西岡徳馬渡辺いっけい寺島進山本太郎前田健河本準一石田卓也、そして田中光敏監督ら総勢11名が登壇した。

 戦国時代に実在した岡部又右衛門を演じた西田は、椎名演じる織田信長の命を受け、豪華絢爛(けんらん)な安土城を築城した宮大工の総棟梁という役どころ。今まで数々の時代劇を経験してきた西田は、今回の映画について「戦国時代を舞台にしているのに、戦のシーンはありません。城を破壊するのではなく、城を建設します。こういう、面白い時代劇もあるんだと思ってもらえるはず」とこれまでの時代劇にはない、新しい切り口が魅力だと明かした。

 いつかは演じてみたいと思っていたという信長にふんする椎名は、「戦のシーンがない中で、いかに信長の勇ましさを表現するのか……」と新たな信長像を模索中の様子。そして、西田との共演について「ガッツリ組ませていただけて、本当に幸せ」と大先輩と共演できる喜びを日々かみ締めているようだ。

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 男たちのドラマが展開される中、すがすがしい春風のように登場する西田の娘役の福田は、今回が時代劇初挑戦。「身が引き締まる思いでいます。出演できることがとてもうれしいです」とベテラン俳優らに囲まれ恐縮気味に語った。

 映画『化粧師 KEWAISHI』『精霊流し』で知られる田中監督も、今回初めて時代劇に挑戦する。「みんなでアイデアを出し合って、安土城のごとく素晴らしい作品となるよう力を合わせて頑張ります」と作品同様、スタッフ、キャスト一丸となって壮大なスケールの城を完成させることを約束した。

 そんな監督の意気込みに賛同した西田は「本当に素晴らしい作品になると思う。ヴェネチア国際映画祭、カンヌ国際映画祭、アカデミー賞などで賞を取るんだと7割方決めています。だから今イタリア語、フランス語、英語でスピーチができるように勉強中です(笑)。来年は忙しくなるぞ~!」と冗談めかしながらも、海外の観客に日本の伝統文化や心意気を伝えられる上質な作品が完成することをアピールした。

 信長の野望の一つであった安土城は、当時に換算して総工費およそ1,000億円、総工期間およそ3年をかけ、約100万人もの人員を使い、空前絶後のスケールで建設された。五層七階の大天主(天守)閣を誇る、日本建築史上最も華麗な城といわれている。そんな夢の城建設の舞台裏にあった、誇り高き男たちのきずなを描いた骨太なヒューマンドラマだ。制作面ではタイでのロケーションや、琵琶湖付近に建設された木材・石材加工現場のオープンセットを組んだり、原寸大の広さで石垣部分を再現したり、さらに木材には米唐檜を使用するなどスケールの大きさをうかがわせる。クランクアップは11月下旬予定。

映画『火天の城』は2009年秋より全国公開

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