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塚本高史と國村隼に直撃インタビュー!お互い似た者同士?

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撮影当日が初対面だったにもかかわらず、息ぴったりに親子を演じた2人
撮影当日が初対面だったにもかかわらず、息ぴったりに親子を演じた2人

 40万部を超えるベストセラー小説が原作の映画『イエスタデイズ』で、親子を演じた塚本高史國村隼に話を聞いた。

映画『イエスタデイズ』

 劇中では似た者同士故に、時にぶつかってしまう親子としてぴったり息の合った演技を見せている二人だが、意外にも撮影当日が初対面だったという。「事前にけいこをする場合もあるけど、今回はそれをしないにもかかわらず素直に親子になれたのは、國村さんと通じ合うものがあるからかも……」と語る塚本に、大きくうなずく國村。スクリーン同様に貫録たっぷりの國村は、塚本と自分は非常にタイプが似ている役者だと初めて会ったときに直感したそう。それぞれが会ってすぐに、お互いの豊かな才能を感じ取り、信頼してぶつかり合ったようだ。

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 本作では父親と息子のきずなのほかにも、登場人物それぞれが人生の方向性を決める決断の時期も大きなテーマとなっている。二人にとって、今振り返って大きな決断だったと思う出来事は? と聞くと、考え込んだ末にそろって「なし」との答えだったが、代わりに役者人生でのターニングポイントとなった作品を挙げてくれた。塚本は故・深作欣二監督作映画『バトル・ロワイアル』への出演で演技の面白さに目覚め、國村はリドリー・スコット監督作『ブラック・レイン』のオーディションに合格したことで、役者業を続ける自信が付いたとそれぞれ語ってくれた。

 最後に、これから映画を観る人へのメッセージとして、塚本は「超大作といったたぐいの作品ではないけれど、日常にある感情のかけらがたくさん詰まっている。自分が演じた主人公を見て、何か感じるところが必ずあると思います」と語り、作品への自信をのぞかせた。國村も「観る方が自分の生活と重ね合わせることができる、非常に上質な作品」とし、「多くのお客さんが入って、今回のスタッフがまた、次の作品を作れるようになれることを願っています」とベテランらしい気遣いのあるコメントをくれた。

 『イエスタデイズ』は、本多孝好による短編集「FINE DAYS」の中の一編を映画化したヒューマンドラマ。仕事人間だと反発していた父親(國村)が末期ガンと知った主人公の青年(塚本)が、父親の過去をたどるうちに本当の姿を知り、自らも成長していくさまを描く。

映画『イエスタデイズ』はネマート新宿ほかにて全国公開中

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