葬儀参列者2500人!ジェニファー・ハドソン、母に最期のキス
11月3日、ジェニファー・ハドソンの実家で起きた連続殺人事件で殺害されたジェニファーの母親・ダネルさん、兄・ジェイソンさん、そして7歳のおいっ子ジュリアン君の葬儀が地元シカゴのサウスサイド地区の教会で執り行われた。
葬儀の当日は、招待客でブルーのチケットを持っている人々しか入場できないようなシステムがしかれており、パパラッチややじ馬などの侵入を防ぐために地元警察が周囲の道を通行止めにするなど、残された家族がなるべくノーマルな状態でお葬式ができるようにという配慮から細心の警戒がされていた。
騒動を避けるために教会の裏口から入ったセレブ弔問客の中には、オプラー・ウエンフリー、ミッシー・エリオット、クイーン・ラティファなどの姿が見られ、正面からのお客も併せて推定2,500人にものぼる人々が最期の敬意を払いにお葬式に参加したという。
一日にして家族の大半を失ってしまったジェニファーを思いやり、昔一緒に優勝の座を競い合った「アメリカン・アイドル」の仲間たちがお葬式に駆け付け、ジェニファーのためにゴスペルを合唱して周囲の涙を誘った。
一般公開のお葬式の後、静かに行なわれた身内だけのお葬式で、ジェニファーはまず、おいのジュリアン君の白いひつぎのもとを訪れてお別れをし、その後、愛する母親ダーネルさんのひつぎへと移動。桃色の棺に横たわる彼女の横にかがんで、最期のキスをした。想像を絶する悲しみの中、気丈に振舞うジェニファーに弔問客から尊敬の念が寄せられた。
さて、殺人事件の調査状況だが、シカゴ警察は連続殺人で凶器に使用された拳銃を発見している。一番最後に殺されたと見られるジュリアン君が見つかったSUVのすぐ近くで発見されたこの拳銃は、家族3人の殺害すべてに使用されたという。
依然として事件の殺人容疑者は、ジェニファーの姉ジュリアさんの前夫であるウィリアム・バルフォーのみ。とりあえず執行猶予違反という名目で拘留されてはいるものの、ウィリアム容疑者の正式逮捕・起訴においてはまだ証拠不十分のため保留となっている。ウィリアム容疑者の家族たちは、彼のアリバイを証言しているもののウソ発見器にかけられることは拒んでおり、警察側は動かぬ証拠探しに奔走している。