「24」番外編、11月23日に全米放送決定!舞台はアフリカ!
今か今かと待ち望まれていたシリーズ6と7の架け橋となるテレビドラマ「24 TWENTY FOUR」の番外編、題して「24:リデンプション」(原題)が、ついに11月23日の感謝祭の日にアメリカで放映されることが決定した。
街角の至るところで見られる、ライフルを構えたジャック・バウアーの渋いビルボード。ジャックの背景に映っているのは、究極にアフリカっぽい風景だ。アフリカネタはボツになったと一時はうわさされていたが、それはうわさに過ぎなかったようだ。このほど公開された予告編を見てみると、おなじみのメンバーに加えて、イギリス人気男優のロバート・カーライル、そしてベテラン俳優のジョン・ヴォイトが出演している。予告編で見た限り、ジョンはどうやらかなりの悪役を演じているようだ。
ではここで、「24:リデンプション」(原題)のあらすじをざっとご紹介しよう。 アメリカを救うべく大活躍をしたにもかかわらず、結局は祖国からお尋ね者扱いされる羽目になってしまったジャック。憩いの地を求めてアフリカに旅立ったものの、運命はそんなジャックを放っておかない。
同じころアメリカでは、建国初の女性大統領の就任式に沸き返っていた。そんなホワイトハウスにアフリカから緊急通達が入る。サンガラ地帯で、過激派武装集団たちによるクーデターが発生しつつあるというのだ。現地では武装集団が村の子どもたちを誘拐して、麻薬投与などで子どもたちの思考を狂わせた後に、使い捨て兵士として利用しているという。支援をしようとする大統領と、それを阻止しようとする副大統領。
一方アフリカでは、ジャックがジレンマに悩み続けていた。正義のために奮闘し続け、非常に疲れを感じている彼は、自分の命を危機にさらすことを覚悟して、再び立ち上がるのか!? そして、自分との葛藤(かっとう)に打ち勝ち、ジャックの中で正義は目覚めるのか!?
ざっとあらすじをご紹介したが、興味深いのは現在アフリカのコンゴで実際に似たようなことが起きているという事実である。現地では過激派武装集団が一般市民の生活を脅かし、ルワンダの集団虐殺と似たような経過をたどっている様子が連日ニュースで流れている。そしてアメリカは、当然ながら公表はしないものの、「自国に利益のない国の情勢には、なるべくかかわらない」というのが基本姿勢である。「24:リデンプション」(原題)では、ジャックがトラウマから立ち直ってどんな活躍をするかがエピソードの焦点になりそうだが、ドラマの中でアメリカの政治がどのような判断を下すのかを見るのも面白いかもしれない。
「24 TWENTY FOUR」の親元FOX-TVはこのところ、視聴率レースでほかのネットワーク局に完敗している。待望の「24 TWENTY FOUR」シーズン7の放送開始日も来年の1月11日に決定したところで、新年に向けて視聴率の巻き返しを図りたいところだ。