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『007』シリーズ史上、ナンバー・ワンに!ボンド役のダニエル・クレイグを直撃!

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チャリティー活動にも熱心なダニエル・クレイグ
チャリティー活動にも熱心なダニエル・クレイグ

 歴代ボンド・シリーズの中で、オープニング売り上げナンバーワンに輝いた映画『007/慰めの報酬』で、ジェームズ・ボンドを再び演じたダニエル・クレイグに話を聞いた。前作で恋人ヴェスパー・リンドを失ったボンドが、スパイとしての任務と、個人的な復讐(ふくしゅう)劇の狭間で葛藤(かっとう)しながらも、敵に向かっていくストーリー。

映画『007/慰めの報酬』写真

 今回、ダニエルは脚本に自らの考えを反映させることができたようだ。「初回の脚本を渡されたとき、ジュディ・デンチ演じるMの存在が、思っていたほど大きくなかったんだ。Mは、絶対の信頼をボンドに抱いてはいなし、失敗することもあると考えているが、本能的にボンドは成功すると思っているんだよ。今回の戦いで、Mが『あの男はわたしの部下だ』と言うシーンがあって、ボンド自身の中に大きな自信が生まれる。ボンドとMは母親と息子みたいな関係として描かれるべきなんだ」と語るダニエル。その考えは作品に反映され、ダニエルの発言権の大きさに驚かされる。

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 今回もド派手なアクションに挑んだダニエル。「ハリソン・フォードは、過去にこう言った。『勝手にひざが動いてしまう』とね! わたしもまさにそれだった! 撮影中は肩を手術したり、傷口を縫ったり、病院通いの毎日だった(笑)。今回のケガの数は、わたしの俳優人生で一番多い。だが、自分が満足し観客を楽しませることができる限り、このシリーズに参加したいね」とファンを期待させるコメントが飛び出した。

 最後に、孤児のためのチャリティー活動について尋ねてみた。「あまり表向きにしてないが、このチャリティーは、わたしの叔父が長い間やっていたものでね。チャリティーとは、家族を失った子どもたちにもう一度チャンスを与え、しっかりとした人間に育て上げる価値あるプログラムだと思っているよ」と語り、映画以外でもその活動の場を広げているダニエルの姿を垣間見ることができた。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)

映画『007/慰めの報酬』は2009年1月よりサロンパス ルーブル丸の内ほかにて全国公開

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