新『猿の惑星』映画の監督は脚本家出身のスコット・フランク
先日、20世紀フォックスのトム・ロスマンが新しい『猿の惑星』映画が製作されることを認め、映画ファンに驚きの声が上がったがすでに監督まで決まっているようだ。業界紙プロダクション・ウィークリー紙が、新しい『猿の惑星』映画のタイトルは『シーザー』(原題)で、脚本家出身のスコット・フランク監督がメガホンを取ると伝えた。フランク監督は、映画『マイノリティ・リポート』や『ザ・インタープリター』の脚本を手掛け、2007年のサスペンス映画『ルックアウト/見張り』で監督デビューを果たした人物だ。
タイトルの『シーザー』(原題)は、シリーズ4作目にあたる映画『猿の惑星・征服』の主人公と同じ名前なのでリメイクではと考えられるが、この新しい『猿の惑星』映画はリメイクではなく、なぜ高い知能を持った猿たちが人間を支配するかに至ったか、その原点を描くそうだ。公開されたシノプシスによると、非常に高い知能を持ち、人間によって育てられたチンパンジーが、世界中の猿たちを率いて人間に対して革命を起こす展開で、映画『猿の惑星・征服』『最後の猿の惑星』の2本の映画で描かれたことと似ているようだ。
本作は、シリーズ1作目『猿の惑星』のプレクエル(prequel:前章)と伝えれているが、現在の地球と猿が人間を支配している世界の間にある数千年のときの流れを描く、壮大な物語の序章となるとスコット監督は考えているようだ。シリーズのファン、原作ファンも納得できる新しい映画を製作してほしいものだ。