テリー・ギリアム監督の次回作、主演はビリー・ボブ・ソーントン
昨年急死したヒース・レジャーの遺作となった映画『パルナッサス博士の想像力』の監督であるテリー・ギリアムの次回作について明らかになった。フランスのTout Le Cineが伝えたところによると、ギリアム監督の次回作は『ゼロ・セオラム』(原題)で、ビリー・ボブ・ソーントンが主演を務めるそうだ。撮影は5月1日から開始される予定で、ビリー・ボブはこの世に起きる不可解な出来事の答えや人生の意味を求める天才役を演じる。脚本はパット・ルーシンが手掛け、『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』のリチャード・D・ザナックがプロデューサーとして参加する。
また、ギリアム監督は映画『ロスト・イン・ラマンチャ』で描かれた通り、製作が暗礁に乗り上げた映画『ドンキホーテを殺した男』の脚本をトニー・グリソーニと共にリライトし始めていることを明かしている。ギリアム監督の長年の夢である『ドンキホーテを殺した男』の映画をぜひとも見たいものである。ヒース・レジャーの遺作『パルナッサス博士の想像力』は2009年全米・日本公開予定で、ヒースが演じたトニー役はジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が別世界にトリップしたトニーとして演じている。